『ナイトミュージアム』“爆走”シーン
2006年に公開された映画『ナイトミュージアム』は、“博物館の展示物が生き返ったら?”というロマンに溢れたコンセプトと、キャラクターたちの面白すぎる掛け合いで大ヒット。キャストには、今ではオスカー俳優となったラミ・マレックや、今は亡きロビン・ウィリアムズなどの豪華な顔ぶれが並ぶ。
しかしやっぱり忘れてはいけないのは、主演のベン・スティラー。仕事が続かず息子に叱咤激励されるダメな父親ラリーが、博物館を縦横無尽に動き回る“展示物”たちの対応に駆け回る様子は視聴者を爆笑の渦に巻き込んだ。
そんなベン演じるラリーの印象的なシーンといえば、作中で何度も見かけた、多くの展示物たちに追いかけられ逃げ回るシーン。
この「爆走」のためにベンはある“勉強”を行なったそうで、米Paradeにこう明かした。
「『ミッション:インポッシブル』全作品のトム・クルーズの走りを見て勉強したよ。彼はスクリーン上で最高の走りを見せる俳優のひとりだからね。僕はただそれをマネたかったんだ」
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』より。
『ミッション:インポッシブル』シリーズは、ほどんどのアクションシーンを大物俳優のトム本人が行なっていることでも有名。そこでベンは、長年の友人であるトムの「爆走」演技を参考にしたそう。
コメディ映画として子供から大人まで笑わせた『ナイトミュージアム』の影には、なんとスタイリッシュ・アクションの金字塔となった『ミッション:インポッシブル』の影響があった。(フロントロウ編集部)