米フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで、ある重大なマナー違反を犯した女性客。園は重い処分を下した。(フロントロウ編集部)

ファストパスをめぐって従業員と揉めた結果…

 世界最大級のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」にあるディズニー・ハリウッド・スタジオで、日本のディズニーシーにもある人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」に乗ろうとした女性客が、アトラクションを操作する装置に無断で触れたうえ、従業員に暴力をふるう事件が2019年8月にあった。

 米Peopleによると、女性客が持っていたファストパス(※)が無効だったので、その旨を従業員が本人に伝えたところ逆上。さんざん悪態をついたうえに、アトラクションの出発ボタンを勝手に押す暴挙に出たため、従業員が制止しようとしたところ、従業員の顔を殴るなどの暴行を加えて怪我を負わせた。

※あらかじめ取得しておくと、人気アトラクションに少ない待ち時間で乗ることができる。

 その後、駆けつけた警備員によって取り押さえられた女性客は別室へと連れて行かれ、即“退場”処分に。幸い、殴られた従業員は被害届を警察に提出しない意向を示しており、女性の行為が罪に問われる可能性は低いが、園内でのいかなる暴力行為や危険行為も禁止するディズニーのルールを破った罰として、米Orlando Sentinelいわく、この女性客はディズニーワールドとディズニーランドをふくむすべてのテーマパークへの出入りを「一生涯禁止」にされたという。

 ディズニーはこれまでにも、園内への持ち込みが禁止されている品を持ち込んだ女性客や、過去に同じことをして注意を受けたにもかかわらず、再び宣伝目的でドナルド・トランプ米大統領を応援するバナーを掲げた男性客を永久に出入り禁止にする処分を下しており、ルールを破る客にはとことん厳しい姿勢を見せ続けている。(フロントロウ編集部)

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