※この記事には『ストレンジャー・シングス』のネタバレが含まれます。
S3で初登場、ロビンというキャラクター
映画『キル・ビル』のユマ・サーマンと、映画『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークを両親に持つマヤ・ホークは、7月にシーズン3が配信されたばかりのNetflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の新キャラクターのロビンを演じ、大ブレイク。
ジョー・キーリー演じるスティーブの同僚ロビン役を好演し、一躍、時の人になったマヤが、自身が演じたキャラクターのセクシュアリティを自ら変更したことを米The Wall Street Journalのインタビューで明かした。
マヤが演じたロビンは、アイスクリーム屋スクープ・アホイでスティーブと一緒に働くクールな女性。一見、不愛想なロビンだが、ストーリーが展開されるごとに意外な才能を開花させ、スティーブとの仲を深めていく。最後には恋人同士になるかと思われたスティーブとロビンだが、結局、ロビンは女性が好きなことが判明し、スティーブとは親友として絆を強めた。
ロビンをLGBTQ+のキャラクターに設定したのはギリギリの決断だったといい、当初はストレートとして描かれていたことをマヤが告白。
「撮影をしていてだんだんロビンとスティーブは付き合わないほうがいい気がして、彼女がゲイなんじゃないかって思うようになった」と話したマヤは、2人が恋愛関係に発展していくことが「前のエピソードを見返しても、それが納得のいく決断だった」と感じたため、制作陣に直接相談したそう。
「撮影中に、(脚本家の)ダファー兄弟と(監督の)ショーン・レヴィと何度も話し合った。たぶんエピソード4か5あたりで、(ロビンをゲイにしようと)最終決断した」「協力して生み出された会話で、完成したロビンのキャラクターにすごく満足している」
俳優として駆け出しのマヤは、大作として初めて出演したドラマ『ストレンジャー・シングス』で文句なしの演技を披露した。カメラの裏でも自分の役柄と真摯に向き合い、ひるむことなく制作陣と議論し、ロビンというキャラクターにリアルな命を吹き込んだ。(フロントロウ編集部)