マコーレー・カルキンの弟で俳優のキーラン・カルキンが、今年になって再び騒動になっている故マイケル・ジャクソンの児童性的虐待について口を開いた。(フロントロウ編集部)

マコーレー弟がMJの騒動を語る

 キング・オブ・ポップと称され、最も偉大なシンガーのひとりであるマイケル・ジャクソンが亡くなって今年で10年。

画像: マコーレー弟がMJの騒動を語る

 マイケルの死から10年が経過し、節目の年を迎えた2019年だが、今年はじめにドキュメンタリー番組『ネバーランドにさよなら』でマイケルによる児童への性的虐待が告発され、マイケルにかかわるすべての事柄に対して自粛ムードが広がっている。

 そんななか、マイケルが生前に親しくしていた元子役のマコーレー・カルキンの弟で、自身もマイケルとプライベートで交流していたキーラン・カルキンが、英The Guardianのインタビューでマイケルの児童虐待疑惑について重い口を開いた。

画像: マコーレー・カルキン(左)とキーラン・カルキン(右)

マコーレー・カルキン(左)とキーラン・カルキン(右)

 「僕が言えるのは、何も言えないということ。誰の助けにもならないから、何も言えない」「僕としては、(一連の出来事には)表と裏があると思っていて、僕は両方の助けになれないから、何を言っても誰かを傷つけることになるし、世の中にはすでに多くの痛ましい感情がある。多くの人々がすでにつらい立場にあるのに、もし僕が誰の役にも立たないことでどちらかに加担したら、さらに誰かを傷つけることになる」

 キーランは、慎重に言葉を選びながらもどちらの味方にもつかない発言をした。

 ドキュメンタリー番組で告発した2人の元子役がそうであるように、世の中には、性的虐待によって心をズタズタにされた“被害者”たちがたくさんいる。

 その一方で、マイケルによる児童への性的虐待については、裁判でマイケルとマイケル・ジャクソン・エステートが有罪判決されたことは一度もない。

 また、キーランの兄マコーレーは、一貫してマイケルとの関係は健全だったことを口にしており、マイケルの子供のゴッドファーザー(後見人)として、今も子供たちの保護者のように見守っている。

 こうした現状があり、自身が難しい立場に置かれていることを理解しているキーランは、何も語らない姿勢を貫いた。(フロントロウ編集部)

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