11歳のキルスティンと30歳のブラッド
1994年に公開され、美しい吸血鬼たちをブラッド・ピットやトム・クルーズが演じ大ヒットした映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』。2人の吸血鬼とともに生活する小さな吸血鬼を、撮影当時11歳のキルスティン・ダンストが演じた。
劇中では、キルスティンが「鳥がくちばしでつついたようなキス」と表現する、キルスティンと当時30歳のブラッドのキスシーンも。キルスティンいわく多くの人に羨ましがられたというけれど、当時映画のプロモーションを行なっていた彼女は、ブラッドとのキスシーンは「キモかった」と告白し、話題となった。
そんな映画の公開から25年が経ち、今年37歳となったキルスティンを米Entertainment Tonightがインタビュー。当時の発言について聞かれたキルスティンが、現在の考えを明かした。
「もちろんキモかったと思うよ!今でもね。というか、もし11歳の子が『すごい良かった』って言ったら、もっと気持ち悪いでしょ。『この子大丈夫かしら』ってなるよね」
外見は年を取らない吸血鬼のファンタジックなストーリーであったからこそ成立したキルスティンとブラッドのキスシーンだけれど、吸血鬼を演じた“人間”であるキルスティンにとっては、約20 歳も年上の人とのキスは、いまだに良い思い出ではないよう。
しかし本作の撮影はすごく良い思い出だそうで、米トーク番組『Late Show withStephen Colbert(原題)』でこう振り返った。
「ブラッドとトムは、私を妹のように扱ってくれたの。すごく優しかった」
キルスティンにとってブラッドとトムは今でも良い兄のような存在らしく、自身のインスタグラムにたびたび当時の写真を公開している。
(フロントロウ編集部)