アヴリル・ラヴィーンの約5年ぶりのアルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』の名を冠した北米ツアーが開幕。4日目に行われた、ロサンゼルス公演のレポートが到着した。

 難病から生還して発表した「復活」アルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』を引っさげて、9月14日にシアトルで、北米ツアースタートさせたアヴリル・ラヴィーン

 そんなアヴリルのツアー4日目に行われた、ロサンゼルス公演のレポートが到着。

LA公演レポート

 ロサンゼルス公演の会場は、映画『ラ・ラ・ランド』の撮影に使われたグリフィス公園内にある野外劇場のグリーク・シアター。前座のジャガー・ツインがパフォーマンスする間に、約6000人収容の場内は幅広い年齢層の男女で満杯に。

 8時30分頃、バンドが奏でるイントロの音楽と共に「ヘッド・アバーヴ・ウォーター」のPVに似た映像が、ステージ奥のスクリーンで流れ出すと、場内の熱気が一気に高まった。そして白いゴージャスなドレスをまとったアヴリルが登場すると、大歓声が巻き起こった。

画像: アヴリル・ラヴィーン LA公演ライヴ写真①(c)Ryan McFadden

アヴリル・ラヴィーン LA公演ライヴ写真①(c)Ryan McFadden

 オープニング曲の「ヘッド・アバーヴ・ウォーター」はギター、ベース、ドラム、キーボードという従来通りのバンドにストリングス奏者を加えた特別編成で、死を意識するほどの闘病生活の中で生まれた特別な曲を、アヴリルは全身で歌い上げた。過去最高に強力になったアヴリルの歌声と10代の頃の瑞々しさが全く失われていない姿にファンは感動。

 一旦ステージを離れ、バンドが演奏している間に衣装チェンジしたアヴリルは、ジーンズと肩に大きなフリルがついた黒のタンクトップ姿で再登場し、「『ヘッド・アバーヴ・ウォーター・ツアー』にようこそ! このツアーはすごく特別なの。5年ぶりのツアーだから。観に来てくれて本当にありがとう。この音楽に浸って、最高の時間を過ごしてね!」と語りかけた。

 そして「マイ・ハッピー・エンディング」、「ヒアズ・トゥ・ネヴァー・グローイング・アップ」、「ホワット・ザ・ヘル」と、一緒に歌えて踊れるアップテンポの曲でどんどん会場をヒートアップさせ、「これはすごく特別な曲よ。17歳の私が初めて発表した曲で、初めてラジオで自分の歌を聞いた曲だから」というMCで始まった「コンプリケイテッド」では特に熱狂的な歓声が上がり、大合唱になった。

 2度目の瞬間的な衣装替えの後、アヴリルは「私は14歳の時に曲を書き始めて、17歳で初めてアルバムを作って、その後に才能あるアーティストに曲を提供したの。ケリー・クラークソンの「ブレイクアウェイ」よ。昨日の夜、初めてパフォーマンスしてみたんだけど、この曲を歌うべきだわって思ったの」と話した。そして音楽オーディション番組『アメリカン・アイドル』出身のケリーが大ヒットさせた曲を圧倒的な歌唱力で歌い上げ、客席からは感嘆の声が上がった。

 それに続くギターを弾きながらのバラード2曲も大合唱となり、ピアノの弾き語りの「ホエン・ユーアー・ゴーン」は、アヴリルのかけ声で携帯とライターの無数の光が場内を照らす中で切々と歌い上げられた。

 3度目の衣装チェンジの間に流れたのは、日本への愛が感じられる「ハロー・キティ」のインスト。スクリーンにはハロー・キティとアヴリルが経営するブランド、アビー・ドーンで使われているようなドクロのイラストを合体させたキュートな映像が映し出されていた。

 それから「ガールフレンド」と「ヒー・ワズント」で場内は再びパーティモードになり、アヴリル世代なら誰もが懐かしさを感じるウィーザーの「ビバリー・ヒルズ」のカバーでは、ジャガー・ツインのシンガーが再登場してヴォーカルを担当し、アヴリルはなんとドラムを披露。

 続く「スケーター・ボーイ」で観客がジャンプしながら歌いまくるという大熱狂の中、ショーは一旦幕を閉じた。
 
 大歓声に導かれて始まったアンコールの1曲目は新作からの最新シングル「アイ・フェル・イン・ラヴ・ウィズ・ザ・デヴィル」。この曲のPVと同様の赤いドレスに着替えたアヴリルは、ステージ中央に現れたグランドピアノを弾きながら熱唱。

 そしてラスト曲は、「アイム・ウィズ・ユー」。「今夜は観に来てくれて本当にありがとう。みんなのこと、本当に愛してるわ」と言ったアヴリルは、満面の笑顔を見せながら観客にマイクを向けて何度もサビのパートを歌わせ、その夜最大の合唱を巻き起こし、「ロサンゼルス! 私はあなた達と一緒にいるよ!」という嬉しい言葉と投げキスを放って約1時間15分の公演を終えた。

 観客は「最高だった!」、「すっごく良かったね!」、「もう私、これで死んでもいい」と、興奮冷めやらぬ様子で、17年間のキャリアを集大成した上で、この先も続いていくアヴリルの輝かしい未来を想像させるような素晴らしいステージとなった。

アヴリル・ラヴィーン
アルバム『ヘッド・アバ―ヴ・ウォーター』
発売中
¥2,400+税 SICX-30067

(フロントロウ編集部/鈴木美穂)

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