ギャングスタ系ラッパーの人生描く
ラッパーの50セントが、ラッパーの人生に焦点を当てたドキュメンタリーシリーズをプロデュースしていることがわかった。彼は、犯罪や暴力に手を染めているラッパーの人生はテレビシリーズにうってつけだと考えているそう。
毎シーズン、ヒップホップ文化の歴史的瞬間を紹介し、さまざまな音楽アイコンやスポーツヒーロー、悪名高きドラッグ組織を中心に紹介する予定だということだが、ラッパーのみにとらわれない様々なセレブを特集していく可能性も示唆している。
このシリーズは『ア・モーメント・イン・タイム(A Moment in Time)』というタイトルで、1ストーリーが6~8時間と長く、1シーズンあたり2個のストーリーで構成される。
テカシ69やスヌープ・ドッグも登場
ドキュメンタリーには、50セントはもちろんテカシ69やスヌープ・ドッグも登場する。テカシ69は2018年に一般人が巻き込まれた発砲事件やギャングを銃で脅してお金を奪い取った銃器法違反、恐喝、麻薬取引など様々な罪に問われて逮捕され、公判中。刑期短縮のためラッパーを含めたギャング仲間の犯罪の情報を次々と検察側にわたしているため、ラップ界を中心に“チクリ屋”として炎上している。
また、スヌープ・ドッグも1990年に殺人の罪に問われたことがあった。けれども、これはスヌープが殺人事件の近くに居合わせただけという結末に終わった。
50セント自身も2000年に祖母の自宅前で9発の銃弾うけて、普通の人間であれば生きていないだろうところを、奇跡的に生還した。
ギャングスタラッパーとして成功を収めた50セントが、暴力的な日常をメインテーマに扱ったラッパーのドキュメンタリーを描き出す『ア・モーメント・イン・タイム』は、2020年放送の見込み。(フロントロウ編集部)