カーダシアン/ジェンナー家の総資産ランキング
1位 1,000億円(五女カイリー・ジェンナー)
2位 350億円(次女キム・カーダシアン)
3位 100億円(父ケイトリン・ジェンナー)
4位 60億円(母クリス・ジェンナー)
5位 40億円(三女クロエ・カーダシアン)
6位 35億円(長女コートニー・カーダシアン)
7位 18億円(四女ケンダル・ジェンナー)
8位 10億円(長男ロバート・カーダシアン)
※すべておおよその額。経済誌ForbesおよびCelebrityNetWorthによる推定。
カーダシアン/ジェンナー家の収入源を総まとめ
一家が出演するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』は、dTVで11月から配信が始まった最新のシーズン17になっても、全米で高視聴率を獲得している超人気番組。
番組のギャラは当初は出演時間が多いコートニー、キム、クロエが大幅に多くもらっているとされていたけれど、母クリスが米トーク番組『エレンの部屋』で、「全員がだいたい同額をもらっているわ」という新情報を暴露。
カーダシアン家は2017年に5年で約150億円という契約を放送局E!と結んだため、レギュラー出演している7人(※)で単純計算すると、1話につき1人2,000万円近く受け取っていることになる。
※クリス、コートニー、キム、クロエ、ケンダル、カイリー、スコット(コートニーの子供の父親)。最近のシーズンではロブとケイトリンはレギュラー出演していない。
SNSで商品やサービスを宣伝するための契約料として姉妹が1投稿あたり請求しているのが、四女ケンダルや三女クロエが6000万円前後、次女キムが9,000万円前後、そしてなんと末っ子カイリーが1億2,000万円前後!インスタグラムの投稿サービスHopperHQによるランキングでは、カイリーの投稿に対するギャラはここ2年連続でセレブ界1位だという。
マネージャーである母のクリスいわく、「投稿はいくら、ストーリーはいくら、フェイスブックはいくらと、すべて額が決まっている」そうで、飲む、消化する、体に塗るといった薬剤系の商品は契約料が高くなることを米Harper’s Bazaarに明かした。
親日家であるキムが2019年にローンチした補正下着ブランドにKIMONO(キモノ)と名づけようとして議論になったけれど、カーダシアン家はアパレル界でも手広くビジネスを展開してる。
クロエのジーンズ&アクティブウェアブランドGood Americanは、ローンチ当日に1億円を売り上げ、“デニムブランド最大の記録”を達成したと発表。キムがKIMONOからSKIMSへと改名した補正下着ブランドは、業界大手であるSpanxの年商の半分を数分で達成したとされている。
そのほかにも、ケンダルとカイリーのティーン向けブランドKENDALL + KYLIE Clothing Collection、ロバートが立ち上げクリスが運営する靴下ブランドArthur George Socksなど、それぞれがアパレルビジネスを手掛けている。
キムが大成功させて新たな流行にしたビジネスのひとつが、アプリ。
まず、RPGアプリ「Kim Kardashian : Hollywood」は、常識離れしたハリウッドの日常を面白おかしく体験しながらAリストセレブを目指せる内容がApple App Storeで星4.6を獲得するほど評価され、わずか1年ほどで100億円の収益を出すほどメガヒット。この成功に影響され、テイラー・スウィフトやケイティ・ペリー、ブリトニー・スピアーズ、ケンダル&カイリー・ジェンナーなどが次々とゲームアプリに参入した。
さらにキムは、オリジナルの絵文字「KIMOJI(キモジ)」が手に入るアプリを制作。こちらは1分間で約1億円の収益を生み出すスピードでダウンロードされ、ジャスティン・ビーバーやウィズ・カリファなども絵文字制作に乗り出した。
カーダシアン家はほかにも、月約300円でブログや秘蔵写真などほかでは見られないコンテンツが楽しめる会員制アプリを2015~2019年に運営していた。
最近のカーダシアン家の一大産業と化している美容ビジネスの火付け役は、18歳だった2015年に立ち上げたKylie Cosmeticsを完売連続の超人気ブランドへと育てあげたカイリー。彼女がプロデュースからマーケティングまでこなす同ブランドは、ランコムが約80年かけて到達した年間売り上げ10億ドル(約1,000億円)に約7年で到達すると見込み。
末っ子のカイリーが家族No.1の成功者になったのを見て、ほかの家族もそれに続く動きを見せており、キムは2017年にKKW Beautyをローンチして、これが早くも年商100億円ブランドへと成長中。そして今後、ケンダルとクロエもコスメ界に進出すると予想されている。
ノウハウや業界の裏事情を明かす講演会も、一家の収入源。ギャラ最高額は、メイクや起業家イベントに1,500~2,000万円ほどで招待されるキムだけれど、講演会マスターはケイトリン。
十種競技のオリンピック金メダリストでありながら、クリスと出会った当初は所持金約2万円だったケイトリン。しかしクリスのマネージメントにより、VisaやCoca-Colaから講演依頼が入るようになり、講演者としてのキャリアを確立。女性に生まれ変わった今は、トランスジェンダーとしてLGBTQ+関連のイベントに登壇することが増えている。ギャラは700万~1500万円ほど。
クラブにとっては集客のための宣伝になり、セレブにとっては2時間前後クラブで夜遊びするだけで高額ギャラがもらえるナイトクラブのアピアランス(登場)は、セレブ界では人気の仕事。
一家の中でブッキング料が一番高いキムの相場は5,000万円前後で、2016年には、米ハンプトンズのRevolveが1億円近いギャラを払ってキムを登場させて話題に。血縁ではないけれど、コートニーとの間に子供を持つ元パートナーのスコット・ディシックは、ひと晩で800万円前後を稼げるクラブのアピアランスが大きな収入源。
ファッションモデルとして活躍するケンダルは、トップメゾンのランウェイを歩き、Estee Lauder、Calvin Klein、Adidasなどの広告塔を務め、モデル界年収No.1に君臨するまさにトップモデル。
その他の姉妹も広告塔としてさまざまなブランドと高額での契約歴があるけれど、ハイブランドからひっぱりだこなのはケンダルだけ。ハリウッドでも注目度トップクラスのカーダシアン家は、おとなしいケンダル以外の姉妹は連日タブロイドに報じられる存在のため、イメージを気にするハイブランドとの契約は難しいという裏事情がある。
ビジネスチャンスを見つけたらすぐに動くフットワークの軽さを持つカーダシアン家は、将来的に手を出すかもしれないことを考えて、自分たちの名前に関連したさまざまな商標を取得している。それを丁寧にひとつひとつ数えたという米経済誌Forbesいわく、その数は2019年7月の時点でなんと、716個!
2019年には、自分のイメージと商標を使われたとしてキムがファッションブランドのMissguided USAを訴え、3億円近い損害賠償金を手にした。
コートニーは、2019年に自身のライフスタイルサイトPooshを立ち上げ。体と心の健康、美容、キャリア、トラベル、ファッションといった内容を扱う同サイトでは、オリジナルや他ブランドとのコラボアイテムの販売や、他ブランドの商品の販売も行なっている。
カーダシアン家の女性たちが2019年に全員でローンチしたのが、自分たちが着用したハイブランドの商品をリセールするサイトKardashian Kloset。リセール(中古販売)と言っても、カーダシアン家のクローゼットで眠っていただけに、状態の良いアイテムばかり。
今のところ、半額前後でドレスやシャツを売っているクロエと、高値だけれど完売しているレアなバッグを売っているカイリーの商品の売れ行きが良いよう。
カーダシアン家を「ただのお騒がせリアリティスター」だと思っているうちはエンタメ通とは言えない
カーダシアン家は「とくにスキルがないのに有名」と揶揄されることがあるけれど、それは事実を知らない人たちによる誤解。ここまで多くの業界でビジネスを成功させてきたことは奇跡ではなく、まぎれもない実力。
彼女たちが「すべての基盤」だと断言するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』も「お騒がせ番組」というイメージをもたれやすいけれど、実際には、番組内で描かれる家族愛や、プライベートとキャリアを両立する女性たちの生きざまが支持されていて、だからこそ17シーズン続いている今でも高視聴率を記録している。
世間のニーズを熟知して、凄まじい演出力とマーケティング力でその影響力を拡大しているカーダシアン家。リアリティ番組の放送は最低でも2022年までは続くことが決定しており、新ビジネスのローンチは今後も続くとみられる。次にカーダシアン家が新記録を作る業界は、どこになるのか?今後もこの一家には注目していきたい。
『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』
シーズン8~17がdTVのE!Zoneチャンネルで独占配信中
11月1日よりシーズン17が配信スタート
米放送局E! Entertainmentチャンネルの日本版E! ZONEは、月額500円(税抜)で全作品見放題の動画・映像配信サービスdTV内にて視聴可能。
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Photos: ゲッティイメージズ、ニュースコム、スプラッシュ/アフロ
(フロントロウ編集部)
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