Appleとの仕事は『ファイトクラブ』のよう
米アップル社によるオンデマンド動画サービスAppleTV+の11月1日のローンチに先駆けて、オリジナルシリーズであるドラマ『フォー・オール・マンカインド』のプレミアが行われた。
プレミアは通常、レッドカーペットが敷かれた豪奢なセットというイメージがあるけれど、『フォー・オール・マンカインド』のプレミアは、宇宙を意識したという。
出演者たちは金属探知機をくぐり、AppleTV+のロゴがプリントされた黒いTシャツを着た職員からシャンパンを受け取ると、NASAのロゴが入ったフライトスーツが吊るされた壁の前を通り、緑の滑りにくそうな床を歩いて写真撮影を行っていた。そして、プレミアのお土産は、フリーズドライのアイスクリームサンドウィッチだった。
米Appleは、『フォー・オール・マンカインド』のプレミアを祝して、出演者たちになんと9月20日に発売されたばかりのiPhone11をプレゼント。
出演者の一人、クリス・マーシャルは米Varietyに「iPhone11をもらったことは別として、Appleは素晴らしく、本当に励みになりました。私たちは彼らを信じています」とコメント。
また、ドラマ『サン・オブ・アナーキー』などに出演しているサラ・ジョーンズは、Appleと仕事することは、「映画『ファイトクラブ』のよう」だと明かした。「Appleの従業員であることの最初のルールは、Appleの従業員であることについて語らないことです」と、『ファイトクラブ』の名言「第1のルール、クラブのことを口外するな。第2のルール、クラブのことを口外するな。」にそっくりな言葉を口にした。
『フォー・オール・マンカインド』とは
本作は、ドラマ『スタートレック』シリーズで有名な脚本家のロナルド・D・ムーアが、宇宙飛行士のギャレット・ライスマンと昼食をとっていたとき、「もしロシア人がアメリカ人よりも先に月に着いてしまっていたら?」という雑談から生まれた。主演は映画『スーサイド・スクワッド』や映画『聖杯たちの騎士』で活躍しているヨエル・キナマン。
(あらすじ)
舞台は1960年代前後。もし、月面着陸に成功したのはアメリカではなくソ連だったら……!?緊迫した空気の中、アメリカ人たちは宇宙から送られてくる映像をじっと見つめる。その姿は、見ているこちらのこめかみから冷や汗が伝うほどスリル満天。地球規模で白熱する宇宙開拓レースが終わらない世界に、一体何が起こるのか。
ロナルドは、この『フォー・オール・マンカインド』は非常に野心的で、自分の人生の中でもお気に入りの作品になったとレッドカーペットでコメント。「月面着陸のレースに負けることによって、我々はもっと多くのことを勝ち取り、ほかの重大な文化的変化があるということを示したかった」と明かした。
『フォー・オール・マンカインド』は11月1日よりAppleTV+にて配信される。(フロントロウ編集部)