73歳の誕生日を記念して自然の中でヌードを披露した「アンチエイジングのカリスマ」と呼ばれる米女優の写真に称賛の声が寄せられている。(フロントロウ編集部)

73歳のバースデーヌード

 10月16日で73歳の誕生日を迎えた女優のスザンヌ・サマーズが、インスタグラムで一糸まとわぬヌードを披露した。

 草花が生い茂る野原にあぐら座りで腰を下ろし、両手で胸元を隠したスーザンは、穏やかな笑みでカメラを見据えている。

 この写真には「ほら、73歳になった私のバースデー・スーツ姿よ!」との陽気な彼女の性格が伝わってくるコメントが。

 「バースデー・スーツ(Birthday Suit)」とは、人間がみんな裸で生まれてくることにちなんだ「素っ裸」、「全裸」という意味の言葉。

 一般的にはあまり肌を晒したがる女性が少ない年齢ながら、自身に満ちたヌードを公開したスザンヌの自由奔放さには、たくさんの人々が「あなたは美しい」、「お誕生日おめでとう!」と賛美や祝福の言葉を贈っている。


『SATC2』にもチラリと登場 「アンチエイジングのカリスマ」

 海外では、その年齢に抗うような風貌や美への探求心から「アンチエイジングのカリスマ」と呼ばれ、女性たちから尊敬の眼差しを集めるスザンヌ。

 美に関する数々のポジティブな名言を残しているほか、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選出された著書の「ブレイクスルー(Breakthrough: Eight Steps to Wellness」が、映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』にキム・キャトラル演じるメインキャラクターのサマンサ・ジョーンズの愛読書として登場するなど、知らない人はいない存在。

画像: スザンヌの著書「ブレイクスルー」

スザンヌの著書「ブレイクスルー」


乳がんを乗り越えたサバイバー

 そんなスザンヌは、じつは乳がんを克服した“がんサバイバー”。2000年に乳がんと診断された彼女は、乳腺腫瘤摘出手術を受けた後、放射線療法を乗り越え、がんを克服した。

 その後、腹部から吸引した脂肪から幹細胞を含む細胞群を抽出し、これを胸に移植する「脂肪幹細細胞移植」による乳房再建術を受けたアメリカ史上初の女性となったスザンヌは、自身の体験を多くの人に伝えている。

画像: 乳がんを乗り越えたサバイバー

 スザンヌが73歳の誕生日を迎えた10月は、奇しくも『乳がん予防月間(ピンクリボン月間)』。

 乳がんにより、一度は失ったものの、再び取り戻した自分のバストを大切に抱えているようにも見えるスザンヌのバースデーヌードは、言葉ではなくビジュアルを通じて、乳がんの早期発見や早期治療を啓発している。(フロントロウ編集部)

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