「ウィー・アー・ザ・ワールド」の出演を断ったのは
「ウィー・アー・ザ・ワールド(We are the World)」は、人気シンガーのライオネル・リッチーを筆頭に、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー、クインシー・ジョーンズ、ダイアナ・ロスら数々の大物アーティストが45人も集結した、通称USAフォー・アフリカが、1985年にリリースしたチャリティソング。
アフリカの飢餓と貧困を解決することを目的にリリースされた同曲は、マイケルとライオネルが作詞・作曲を共作したもので、世代ではない人でも一度は聴いたことがあるはず。
今やレジェンドと称されるシンガーが揃う豪華メンバーによる楽曲「ウィー・アー・ザ・ワールド」への出演をオファーされながらも、それを断ったセレブがいた。
それは、コメディ俳優として知られるエディ・マーフィ。
楽曲がリリースされた80年代は、コメディアンや俳優として活動する傍ら、シンガーとしても活躍していたエディ。
そんなエディがトーク番組『ジミー・キンメル・ライヴ(Jimmy Kimmel Live)』で、司会者のジミー・キンメルから「ウィー・アー・ザ・ワールド」の出演を断ったってウワサは本当か、と聞かれると「断ったってわけじゃないんだよ」と言いつつも真相を明らかにした。
「(「ウィー・アー・ザ・ワールド」の収録の時に)僕は別の仕事をしていたんだ。スティーヴィー・ワンダーのスタジオで音楽づくりをしていた時に、彼から“こんなことしているからこっちに来てよ”って言われたんだ。それで僕は“いやいや、僕はちょうど『パーティー・オール・ザ・タイム』って曲を収録しているから”って(笑)。後になって何だったのか気がついて、バカな思いをしたよ」
タイミング悪く、オファーを断ってしまったというエディは、「ウィー・アー・ザ・ワールド」がリリースされた後に出演を断ったことを後悔したという。さらにエディは、自分がいわゆる“パリピソング”を作っている間に、皮肉にも多くのスターが世界平和を歌ったチャリティソングを歌っていたことに対して、「彼らが「ウィー・アー・ザ・ワールド」ですごく重い歌を歌っているのに、僕はパーティー・オール・ザ・タイム!お尻を振って!振って!って歌っているんだから(笑)」と、当時の自分に恥ずかしながらも失笑した。(フロントロウ編集部)