米カリフォルニア州南部で山火事が発生。ロサンゼルス消防局は、セレブが多数暮らす高級住宅街を含む一部地区に避難命令を出した。(フロントロウ編集部)

セレブたちも避難

 ロサンゼルス市の有名美術館として知られる「ゲッティ・センター」付近で10月28日未明に山火事が発生。この火災は、名所であるゲティ・センター付近で発生したことから「ゲティ・ファイア(ゲティ火災)」と名づけられた。

 ブレントウッド地区とウェストウッド地区の1万世帯以上が避難を余儀なくされ、そのなかには、映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』に主演する俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー元州知事やNBA選手のレブロン・ジェームズ選手、マーベルのテレビドラマシリーズ『エージェント・オブ・シールド』に出演する俳優のクラーク・グレッグ、人気ドラマ『サン・オブ・アナーキー』の製作総指揮を手がけるカート・サッターといった著名人も含まれている。

 28日の深夜3時半に自宅から無事避難したことをツイッターを通じて報告したアーノルドは、避難勧告が出たエリアに暮らす人々に向けて「どうか時間を無駄にせず、今すぐ逃げるんだ」と警告。続けて、「カリフォルニアの人々を危険から守ろうと奮闘してくれている世界一の消防団たち、真のヒーローたちの活躍に心から感謝している」と鎮火に奔走する消防隊員たちにお礼の言葉を述べた

 さらに、彼の前妻で同じエリアに暮らすマリア・シュライバーも火事の模様を写したニュース動画をリツイートするとともに「恐ろしい火災による破壊の通り道となっている場所に暮らしているみなさんのために祈りを捧げます。消防団の皆さんに感謝します。避難エリアにいる人は、どうか今すぐ勧告に従って逃げてください。風が強くなっており、火はかなりの勢いで燃え広がっています」と注意を促した。

 カリフォルニア州では、27日にもサンフランシスコの北に位置するソノマ郡で大規模な火災が発生サンタローザの住民18万人に強制避難命令が出されている。


『ターミネーター』新作のプレミアが中止に

 ゲティ火災を受け、同日に開催される予定だったアーノルド主演の映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』のロサンゼルス・プレミアとアフターパーティーが急遽中止となったことが発表。

 配給元の米パラマウント・ピクチャーズは、プレミアやアフターパーティーを中止とする代わりに、同イベントで出される予定だった食糧を赤十字に寄付すると米Deadlineを通じて明らかにした。

画像: 10月17日にイギリス・ロンドンで行なわれた『ターミネーター:ニュー・フェイト』のフォトコールに共演者のリンダ・ハミルトンとともに登場し、笑顔を見せたアーノルド。

10月17日にイギリス・ロンドンで行なわれた『ターミネーター:ニュー・フェイト』のフォトコールに共演者のリンダ・ハミルトンとともに登場し、笑顔を見せたアーノルド。

 世界中に多くのファンを持つ『ターミネーター』の最新作である『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月1日に全米で封切られ、8日に日本公開がスタートする。

 アーノルドは、本作で28年ぶりにシリーズ復帰を果たしたリンダ・ハミルトンや、同作のメガホンを取ったティム・ミラー監督、共演者のマッケンジー・デイビスらとともに、ジャパンプレミアに参加するため、4年ぶりの来日を果たすことが発表されている。今回のゲティ火災を受け、彼の来日予定に変更が生じるか否かは、今のところ明らかになっていない。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.