ラッパーのカニエ・ウェストが、ジェームズ・コーデンが司会するトーク番組に出演し、これまでの人生を振り返った。(フロントロウ編集部)

自分の教会をつくろうと思ったきっかけは…

 先日、待望のニューアルバム『ジーザス・イズ・キング(Jesus Is King)』をリリースしたカニエ・ウェスト

 このアルバムは、2019年初めからほぼ毎週行なわれているカニエと妻のキム・カーダシアンが主催する日曜礼拝に大きく影響されており、11曲で構成される楽曲のほとんどに、教会で披露されるゴスペル団の合唱が収録されている。

 さらに「神こそ王」という意味のアルバム名からもわかる通り、収録曲の多くには神や宗教を連想させるタイトルがつけられている。

 今までの音楽とは一線を画すアルバムをリリースし、新たなチャプターに進もうとしているカニエが、トーク番組『The Late Late Show(ザ・レイト・レイト・ショー)』の名物企画カープール・カラオケに出演。

 ゲストと司会者のジェームズ・コーデンが車の中で一緒にカラオケを歌うこの企画は、今回、日曜礼拝に向かうカニエとゴスペルの合唱団にジェームズが合流するという形で、なんと飛行機の中で決行。

 そのなかでカニエは、ブレイクを確信した歌詞について、そして自分の教会をつくろうと思ったきっかけについて赤裸々に明かした。

ブレイクを確信したのは2004年

 カニエのキャリアが輝き出すのは、2000年代初期にラッパーのジェイ・Zに才能を見出され、彼のレーベルでプロデューサーとして働きはじめたことから始まる。

画像: ブレイクを確信したのは2004年

 そんなカニエは、2004年のアルバム『ザ・カレッジ・ドロップアウト』の収録曲「スロー・ジャムズ(Slow Jamz)」にある、「彼女はマイケル・ジャクソン似の明るい肌色の友達がいる/マイケル・ジャクソン似の暗い肌色の友達がいる」という歌詞を考えついた時に、ラッパーとしてブレイクすると確信したと明かした。その時のエピソードをカニエはこう語る。

「ラップづくりをしていた時代で覚えているのは、ヴァージル・アブローの店によく行っていた時。CDを聞いたり、雑誌を読んだり、色んなことをしていたんだけど、どこかのエスカレーターで『この瞬間を大切にしよう。これは僕が公共の場を歩くことができる最後の瞬間だ。なぜなら僕は(上記の)歌詞を書いたから』と口にしたのを覚えている。この歌詞が世に出た時には、もう一生普通に街を歩けないって分かっていた」「この歌詞の後に僕は成功するって確信していた」

教会を創設したきっかけは心の病による入院

 2016年に、奇行が相次いだカニエは、疲労や心の健康の問題などによって精神病院に入院した。退院後は、休養のためしばらく芸能活動を控えていたが、2018年から徐々に活動を再開。今年は、自身が躁うつ病であることをオープンに語り、自分の“弱い部分”をさらけ出して、大きな話題を集めた。

画像: 教会を創設したきっかけは心の病による入院

 日曜礼拝にはじまった“教会をつくる”というアイディアは、こうした経験から浮かんだものだという。

「じつは、数年前に入院した時に、カラバサスで教会をつくることを病院で紙に書き出したんだ。神が僕の心にそうするように言った気がしたから。そして今、神は僕を新しいレベルに連れて行ってくださり、僕たちが想像できないところに導いてくださっている」
 
「神は常に僕のために計画を用意してくれているし、僕を利用したいと思っている。おそらく彼は、僕にもっと苦しんでほしいと思っているんじゃないかな。人々に僕が苦しんでいる姿、人間らしい経験を見てもらおうとしている。そして今度は僕がどうやって神に救われたのか話すことで、より多くの人がその経験に共感してもらえる。この人の音楽を聴いて育って今や彼はスーパースターだと思われているようじゃ、精神崩壊したり、命を落としたり、苦悩を乗り越えた人より説得力がない」

 誰も思いつかなかった斬新なアイディアを実現させ、さらに進化を遂げるカニエのニューアルバム『ジーザス・イズ・キング』は、各音楽ストリーミングサービスにて配信中。(フロントロウ編集部)

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