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ドラマ『スーパーナチュラル』で天使のカスティエル役を務めたミーシャ・コリンズが、幼少期の悲しい思い出を告白した。(フロントロウ編集部)

天使が、貧しく悲しい記憶を明かす

 ミーシャ・コリンズは、2005年から始まった大人気ドラマ『スーパーナチュラル』シリーズに2008年の秋ごろから出演し、約10年間にわたって天使のカスティエル役として人気を博した。

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 ミーシャの人気ぶりは、彼のツイッターフォロワーが290万人もいることからも伺い知れる。『スーパーナチュラル』シーズン6ではそのことをネタにして、「カスティエル役を演じる本人役」として出演したミーシャが、撮影中にツイートをするという変わったシーンもある。

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 そんなミーシャは、米NYTParentingに「家は無くてもつねに家族で食事をした」という率直なタイトルのエッセイを発表。幼少期の思い出と、母親とのエピソードを語った。

 ミーシャは幼少期とても貧しく、いつもジプシー(移動型民族)のように家族と一緒に各地を転々としていたという。時には貨物列車に飛び乗ったり、時にはヒッチハイクをしたりして、見知らぬ人の親切に感謝しながら日々を送っていたそう。そして森の中のテントの家で、キャンプファイヤーをして食事を作ったり、段ボールやカエデの木で家具を作ったりと、驚きの生活を送り、学校にはほとんど行ったことがなかった。

 それでもミーシャの家族は家がないことを、「キャンプアウト」と呼んでいたため、自分たちをホームレスだと思ったことはなかったという。

 ある大雨の日に、ミーシャの母親はヒッチハイクをした。そこにトラックが止まってホッとしたのもつかの間、運転手は母親に性交を命じたことをミーシャは覚えている。母親がそれを拒否すると車は去り、家族は雨に打たれながら高速道路に立っていた。

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 ミーシャは、親になって初めて、ヒッチハイクをしたり、学校を休んだり、食べ物を盗んだりという家庭環境の悪い側面を知ったと明かした。

 そんな悲しいエピソードがあったにもかかわらず、母親はいつでもミーシャのお腹がいっぱいであるように注意を払ってくれていたそう。そのため、食べ物はミーシャにとって人生の大きな部分を占めているという。

 彼のエッセイは、『スーパーナチュラル』で一心にハンバーガーを食べまくるカスティエルの姿が、今までとは違って見えてくるような告白となった。

 ミーシャは、2019年の11月5日に妻との共著『TheAdventurous Eaters Club:Mastering the Art of FamilyMealtime』をリリースする。

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 2人の子供を持つミーシャは、SNSに子供たちの写真をアップし、一緒に食事をしたり、遊んだりと家族思いであることでも有名。この本は、小児科医やセラピストからのアドバイスをもとに、子供たちと楽しい食事をするためのアドバイスと100ものレシピを掲載している。(フロントロウ編集部)

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