『ナイトメア』を見るべき季節は?
1993年に公開されたディズニー映画『ナイトメアー・ビフォー・クリスマス』で、音楽を手掛けたほか、主人公ジャックの声と歌唱パートを務めたダニー・エルフマンが、公開以降、謎に包まれていた“ある事”について米USA Todayに語った。
主人公の死者ジャックがサンタクロースに扮して、あの世を飛び出し子供たちを“喜ばせよう”と努力するというのが、この映画のストーリー。
死者を祝福するハロウィンシーズンにも、サンタクロースが現れるクリスマスシーズンにもマッチするストーリーラインや、“クリスマスの前”を意味する『ナイトメアー・ビフォー・クリスマス』というタイトルから、20年以上もの間、本作が「ハロウィン映画」なのか、「クリスマス映画」なのか、正確なカテゴリーが定められていなかった。
そんなミステリーが、ダニーによってついに解き明かされた。
「この作品は、見ての通り、クリスマスについて語られているもの。でも僕は、これがハロウィン映画だと思っている。幼い頃の僕にとってハロウィンは、1年で一番好きな夜だった。クリスマスは、何かとトラブルが起きたからね。大人になっても、幼少期の影響で(クリスマスは)薄暗い雲につきまとわれている時という印象があった。子供が生まれて、やっと明るいクリスマスを見つけたんだ」
「それに、自分だけの狭い世界から飛び出して他のことがしたいと思うジャック・スケルトンにとっても親近感が沸いたんだ。だから僕は、ハロウィンの祝日とジャックが抱えていた問題に親しみを感じる」
そう語ったダニーは、20年以上も議論が繰り広げられている『ナイトメアー・ビフォー・クリスマス』のカテゴリーを「ハロウィン映画」と定めた。(フロントロウ編集部)