『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』出演のマーベルヒーローにまつわる後日談

夜の博物館で大冒険！

　映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は、2006年に公開された映画『ナイト ミュージアム』シリーズの3作目。“博物館の展示物が生き返ったら？”というロマンに溢れたコンセプトと、キャラクターたちの面白すぎる掛け合いで大ヒット。キャストには、今ではオスカー俳優となったラミ・マレックや、今は亡きロビン・ウィリアムズなどの豪華な顔ぶれが並ぶ。

　本作では、展示物に命を吹き込む魔法の石板の力が弱くなっていることに気づいたベン演じる主人公のラリーが、仲間たちを救うためにイギリスの大英博物館に向かうことに。石板の秘密を握る古代エジプトの王やアーサー王伝説の円卓の騎士・ランスロット、トリケラトプスにトラファルガー広場のライオンなどが、動き回る様は大迫力！

　映画『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックは古代エジプトの王子・アクメンラーを務め、本作が遺作となったロビン・ウィリアムズはアメリカの元大統領、セオドア・ルーズベルトを演じた。ちなみに今夜の金曜ロードショーでは、一切編集無しのノーカット版で放送されるという。

　この映画には、俳優ヒュー・ジャックマンが「ヒュー・ジャックマン」役として出演していることでも有名。ヒューは映画の中でちょうど舞台『アーサー王』の主人公、アーサー王を演じていた真っ最中だった。

　そこに、博物館の騒動で動き出したアーサー王の騎士、ランスロットをモチーフにした蝋人形が突撃。なんと、ヒューが演じているアーサー王を本物だと勘違いしてしまう。

　そんなシーンでヒューが見せてくれたのは、なんと自身の出世作でマーベルコミックのヒーロー、ウルヴァリンの“モノマネ”。ヒューはまるで『ナイト ミュージアム』に出ていることを忘れているのではないかと言えるほどの迫力で、ウルヴァリン姿を披露。まるで指の間から、ウルヴァリンの武器である爪が出ているような迫真の演技だということで注目を集めた。

　実はこの話に後日談があることを、ご存じだろうか。

　『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』でヒューを襲ったランスロットを演じたのは、俳優のダン・スティーブンスだった。実はダンはこの後『X-MEN』のスピンオフドラマ『レギオン』に出演することが決定。ウルヴァリンの恩人、プロフェッサーXの息子を務めることになった。これはX-MENファミリーにとっては嬉しいトリビアとしてファンに語り継がれている。

　2019年11月1日の金曜ロードショーでは、映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が放送される。ヒューは2017年に公開された映画『ローガン』でウルヴァリンを演じることを卒業してしまったので、ぜひ今日の放送でヒューのウルヴァリンを楽しんで。（フロントロウ編集部）