イギリスの舞台芸術の場で伝統的に使用されてきたフレーズ、「レディース&ジェントルメン」を使用しない選択をする劇場が増えている。(フロントロウ編集部)

「レディース&ジェントルメン」の伝統を捨てる?

 イギリスの俳優やパフォーマーの労働組合であるEquityが11月初めに、新しいガイドラインを発表。

 そのなかでは、「劇場前でも、バックステージでも、集団に対して呼びかける時は男女の区別のない言葉を使用する」ことが推奨され、これによって、これまで伝統的に使用されてきた「レディース&ジェントルメン」というフレーズの使用が、各劇場で見直されることになった。

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 イギリスの三大劇場であるナショナル・シアター、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー、そしてロイヤル・オペラ・ハウスは、新しいガイドラインを受け入れると発表。一部では使用されることもあるとしながらも、順を追って使用しなくなるだろうとしている。

 一部の関係者からは反発も出ているが、ジェンダーに関する活動をするチャリティ団体Mermaidの代表であるスージー・グリーンは英The Telegraphにこう語る。

「『レディース&ジェントルメン(紳士淑女)』という言葉が不快なものであるというわけではありません。ただ、その言葉は“紳士淑女”にフィットしない人を除外するものであり、さらには、現代では『レディース&ジェントルメン』と呼ばれなかったからといって本気で怒る人もいないでしょう」

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 「レディース&ジェントルメン」の使用を巡っては、2年前にイギリスのロンドン交通局が使用の廃止を決定。代わりに、“Everyone(みなさん)”を採用し、「おはようございます、みなさん」という呼びかけに変更された。

 各劇場もこのような変更をすると見られており、イギリスの劇場のうち6つを所有するNimax Theatresのニカ・バーンズは、「シンプルに『こんばんは』『ようこそ』という言葉を選択する」としている。(フロントロウ編集部)

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