来日中だったはずなのに別の国で目撃
11月2日に幕を下ろした日本でのラグビーワールドカップの試合観戦のために、プライベートで来日したシンガーのエド・シーラン。
その後、ロックバンド、静岡県の熱海に小旅行へでかけたり、日本の人気ロックバンドであるワンオクロックのステージに飛び入り参加したり、妻のチェリー・シーボーンの付き添いで渋谷区表参道にあるセレブ行きつけのネイルサロンを訪れたり…と2週間以上にわたって日本を満喫した彼が、来日と時期を同じくして、ロサンゼルス市内のある場所に出没したと話題になっている。
同行した「キャラが立ちすぎ」と話題のボディガード、ケヴィン・マイヤーズが公開したエドとの来日中のツーショット。
「エド」の姿が目撃されたのは、ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われたユーチューバーのローガン・ポールとKSI(ケー・エス・アイ)のボクシング試合の観客席。
シンガーのジャスティン・ビーバーもローガン側のサポーターとして駆けつけ、元ヘビー級世界王者のマイク・タイソン、ラッパーのウィズ・カリファといった著名人たちも足を運んだ同試合は、ネット上で熾烈なバトルを繰り広げていたローガンとKSI者が、ボクシングで争いに決着をつけるという企画。
昨夏にイギリス・マンチェスターで行われた試合の再戦とあり、全世界で100万人を超える人々がスポーツ専門の動画配信サービス、DAZN(ダゾーン)を通じて視聴したほか、会場には2万4千人を超える観客たちが押し寄せた。
そんな観客席とVIPエリアに、赤毛にチェックのシャツ、ニット帽といったおなじみのスタイルの「エド」が登場。
周囲にいた人々は大スターの彼との対面に大喜びし、「エド」のもとには記念撮影やサインをせがむ人が殺到した。
といっても、すでにお気づきの方も多いとは思うが、この「エド」は本人ではなく、偽物。
ローガン対KSIの試合の注目度の高さと、エド本人と見紛うほど激似なイギリス・マンチェスター出身のタイ・ジョーンズという男性に目をつけたユーチューバーのジョス・ピーターズが、「世界中が注目するスポーツ試合の会場にエド・シーランが登場したらどうなるか?」という試験的ドッキリを敢行したというわけ。
エドのそっくりさんとして活動するタイ・ジョーンズ。
エドが日常的に受けているVIP待遇
ドッキリにひっかかった人々の中には、チャンネル登録者数1500万人を誇る人気ユーチューバーのローマン・アトウッドのほか、アマンダ・セルニー、タナ・モンジョウといった有名インフルエンサーたちの姿も。
各国メディアからのインタビューのリクエストも相次ぎ、あまりにも人が集まりすぎて、混乱を招きかねないため、VIPエリアから”超VIPエリア”へと誘導されたジョシュと“偽エド”。しかし、その後、プライベートで本物のエドと親しくしているジャスティンがそのエリアにやって来ることが伝えられると、ジャスティンに偽物だと見抜かれる可能性を恐れて、そそくさと指定された座席へと戻っていた。
ジョシュがユーチューブで公開した動画には、タイ扮する偽エドが、ロサンゼルス入りした空港で、すでにたくさんの人に囲まれる姿や、試合観戦後に会員制の人気クラブに顔パスで入場し、VIP待遇を受ける様子、そして、見知らぬ人から高級車の貸し出しや超高級物件への宿泊のオファーを受けるという信じられないエピソードなども収められている。
ジョシュが敢行したドッキリに「一体なんでこんなイタズラを?」と疑問を抱く人も多いかもしれないが、偽物ですらこんなにチヤホヤされるということは、大スターであるエド本人が日頃から行く先々で受けている熱烈な歓迎や、VIP待遇がいかにスゴいものかは計り知れない。エドだけではなく、ほかのセレブたちの驚くべき日常も垣間見えるような、ある意味貴重な実験だった。(フロントロウ編集部)