テイラー・スウィフトがインスタグラムを更新し、スコット・ボーチェッタとスクーター・ブラウンとの音楽レーベル買収騒動について想いを綴った。(フロントロウ編集部)

テイラーが伝えたこととは?

 シンガーのテイラー・スウィフトがデビュー当時から2018年まで所属していた音楽レーベルのビッグマシン・レコードを、アリアナ・グランデやジャスティン・ビーバーらを抱える敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンが買収。テイラーが過去にリリースしたすべてのアルバムの原盤権をビッグマシン・レコードが所有することから、それらがスクーターの手に渡ってしまった。これについてテイラーが今年7月、自ら声明を通じて告発し、音楽業界全体を揺るがす騒動に発展した。

画像1: テイラーが伝えたこととは?

 テイラーは何年もの間、「自分の作品の権利を持ちたい」と、所属していたビッグマシン・レコードのCEOスコット・ボーチェッタに懇願してきたが、提案されたのは「新作を出すごとにアルバムを1つ取り返せる」という理不尽なものだったと告白。そんな計画に痺れを切らし、自身の過去の作品を置き去りにする決断をして、未来にかけようとレーベルを去ったテイラー。しかし、今回の買収をニュースで知ったテイラーは、事前にスコットから知らされてすらいなかったと明らかにしていた。

画像: スコットとテイラー、2009年当時

スコットとテイラー、2009年当時

 一時は収束したかと思われたこの買収騒動だが、解決の糸口が見えていないといい、テイラーが自身のインスタグラムを更新。今の想いを綴った。

「みんなへ。アメリカン・ミュージック・アワードが今年の授賞式で、私をArtist of the Decade(ここ10年で最も輝かしい功績を残したアーティスト)として表彰してくれるとのアナウンスがありました。私はずっと、過去の楽曲も含めての自分のヒットソングをこの授賞式でパフォーマンスしようと考えていました。でも、今になって、スコット・ボーチェッタとスクーター・ブラウンは、私にテレビ上でそのようにする権利はないと主張してきました。なぜなら、私が“再収録”を許されるのは来年からで、テレビでパフォーマンスすることは、規約違反になるのだと。
それから、私はこういう形でみんなに伝えるつもりはなかったのだけれど、ここ数年の私の人生をテーマに、ネットフリックスがドキュメンタリー番組を制作してくれています。しかし、ここでもスコットとスクーターは、このドキュメンタリーのために、私の昔の楽曲やパフォーマンス映像を使うことでさえ、許可してくれませんでした。この映画に、2人の名前が出てくるわけでもないし、ビッグマシン・レコードについての内容はひとつも含まれていないのに。
スコットは私が以下の条件を飲めば、過去の音楽やパフォーマンス映像の使用を認めると条件を出してきました。私が来年、過去の作品を再び収録しないこと。(これは、私が法的に許されていることでもあるし、同時に楽しみにしていることでもあります)それから、スコットとスクーターについての言及を止めること。
私は、私に今起きていることをみんなと共有することで、他のアーティストの認識に変化を促し、彼らが同じ運命を辿ることがないように、それを未然に防ぐことができると強く信じています。私に送られたメッセージは、とても明確なものです。「お利口さんに、おとなしくしていろ。さもなければ、痛い目に遭うぞ」と。
こんなの間違っています。スコットもスクーターも、どちらも私の楽曲の作曲に参加したことはありません。私がこうやってファンのみんなと関係を築き上げるために、彼らがしたことはなにもありません。だから今、私はみんなの助けが欲しいのです。スコットとスクーターに、みんながこれについて、どう思っているかわからせてほしいのです。スクーターは、数人のアーティストをマネジメントしていますが、私はそのアーティストたちが、他のアーティストを大切にできる人たちであると信じています。私は、自分の音楽を演奏したいと思っている誰かを暴君的にコントロールしようとする2人の男を戒めてくれることを願っています。とくに、私の音楽を買収するために、2人に出資を行なったThe Carlyleグループに強く支援を求めます。
私はただ、私の音楽をパフォーマンスできることだけを望んでいます。それだけです。私は私のチームと、公にせずに、これを解決しようと取り組んできましたがなにも解決せず、もう為す術がありません。今となっては、AMAでのパフォーマンスも、ネットフリックスのドキュメンタリーも、2020年の11月までに予定しているイベントのすべてが、実現できるか怪しいです。みんなのことを愛しています。何が起きているのか、みんなが知る必要があると思って書きました。テイラー」

画像2: テイラーが伝えたこととは?

 テイラーが長文で綴った、楽曲の権利はアーティスト自身が持つべきであるという強い思いに、多くの人が反応。ツイッターでは、「#IStandWithTaylor(私はテイラーを支持する)」、「#FreeTaylor(テイラーを解放して)」などのハッシュタグがトレンド入りし、ファンらがサポートの姿勢を見せている。

 今のところ、テイラーの文章に対して、スコットとスクーターは反応を示していない。(フロントロウ編集部)

この記事を気に入ったら、「FRONTROW」のfacebookページをいいね!する

This article is a sponsored article by
''.