『デスパレートな妻たち』のブリー役で有名なマーシャ・クロスが、自身も患っていた肛門がんについて思いを明かした。(フロントロウ編集部)

稀ながんである肛門がん

 ドラマ『デスパレートな妻たち』でブリー・バン・デ・カンプ役を務めたマーシャ・クロスは、2018年に肛門がんを克服したことを告白。

 肛門がんは、胃がんや肺がんに比べると発症が稀ながん。そんな肛門がんについて、オープンに話し続けるマーシャが、その活動への思いを明かした。

画像: 稀ながんである肛門がん

「もし私が患ったのが乳がんであれば、あなたは私が話しているのを聞かないでしょうね。だって世の中には乳がんについて話している人がすでに多くいて、私はそこに人生を捧げる必要はないから。でも、今私は、誰もこれをやりたがらない役を引き受けてる。誰も話したがらない。多くの人が苦しんでいるのに、恥だと感じていることを知ってる」

 がんを患ったうえに、その場所は肛門。その事実から、がんとの闘病という苦しい闘いに、さらに恥ずかしさとも闘わなくてはいけない辛さを身をもって経験したマーシャ。

 そんなマーシャは、とくに肛門がんの原因のひとつであるHPV(ヒトパピローマウイルス)ウィルスの存在を知ってほしいと、出席したThe Atlantic’s People v. Cancerのイベントで語る。

 2019年11月下旬に発表された研究結果では、アメリカでは過去15年で肛門がんの患者数と死者数が急激に増加していることが発覚。テキサス大学医療科学センターによると、2001年から2015年の間で、肛門がんの患者数は、毎年2.7%ずつ増加。死亡率は、2001年から2016年で、毎年3.1%ずつ上昇した。(フロントロウ編集部)

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