ファン約40人にランチをご馳走
米ケンタッキー州レキシントンで予定されていた「スウィートナー・ツアー」の公演を喉や鼻の不調のため急遽中止しなくてはならなくなったアリアナ・グランデが、会場付近に集まったファンたちのためにランチをご馳走するという神対応を見せた。
不本意ながら公演を中止することとなってしまったことをSNSを通じて発表した際、「ひどい痛みを感じていて、呼吸をするのすら難しい」、「自分の体に何が起きているのかわからない…」と自身の体調について明かしながら、目に涙を浮かべて、「本当にごめんなさい」とライブを楽しみにしていたファンたちに心から謝罪していたアリアナ。
開演予定時刻の7時間前には公演の中止が伝えられていたものの、一部のファンたちは、これを機に、ほかのファンたちと交流しようと、ライブが行われるはずだったラップ・アリーナ周辺に集まった。
総勢40名ほどのファンたちは、そのまま近くのレストランで一緒にランチをすることに。その模様をツイッターで公開したところ、それを見たアリアナ本人から「ぜひ自分に何かさせて欲しい」との申し出が。自らレストランに出向いたわけではないようだが、アリアナは彼ら全員分のランチ代を負担した。
アリアナにランチをおごってもらったファンたちは、テーブルで一緒に食事をする楽しそうな風景を収めた写真をツイッターなどで公開。「最高の思い出になった」、「アリアナ、ランチごちそうさまでした!」と口々に感動と感謝の言葉を投稿した。
we love you so much. you have the biggest heart. thank you for everything @ArianaGrande pic.twitter.com/3b41tytSzY
— shells (@needyshells) November 17, 2019
現時点では、キャンセルとなってしまった公演の振替公演が行われるか否かは未定だが、この40人余りのファンたちは、公演が中止となったとしても、自分と同じようにアリアナを愛してやまない人たちと絆を深められたこと、そしてアリアナ本人にランチをご馳走になるという、一生に一度の体験ができたことに大満足の様子。
副鼻腔感染症を患っていると伝えられているアリアナは、その後、まだ万全の体調ではないものの、米現地時間11月19日夜に行われるアトランタ公演を決行することをツイッターを通じて宣言。友人やスタッフたちの手厚い看病のもと、あの手この手を使って回復に努める様子をインスタグラムストーリーなどで公開しているが、ファンたちからは、今は無理をせず、きちんと休んで元気になってほしいといった声が多く寄せられている。(フロントロウ編集部)