プロからするとギョッとするメイクの癖
セルフメイクのやり方は、誰かにチェックされるものではないので、ついつい自分の癖ができてしまうもの。人気モデルのロージー・ハンティントン・ホワイトリーらセレブを担当するメイクアップ・アーティストのケイティ・ジェーン・ヒューズが、一般の人がセルフメイクする様子を見て、やめた方がいいと思っているメイクの癖があることを明かした。
やめた方がいいメイクの癖とは、フェイスパウダーやチーク、アイシャドウをメイクブラシにとったあと、口から「ふっ」とブラシについた余分な粉を吹いて、量を調整しようとする癖。
ケイティは、「そんなことをすると、ブラシについた唾液を肌や目元につけてしまう可能性が高い」と指摘し、菌が肌につくことで肌荒れの原因になるため、衛生面からやめるべきだと英メディアByrdieにコメント。
メイクのプロは、クライアントの肌に触れることになるメイクツールは、メイクブラシからパフにいたるまで清潔に保つよう心がけているので、口から息を吹きかけるなんて信じられない癖だという。
やめるべき、もうひとつの理由
この癖をやめた方がいい理由は、衛生面だけではないそう。ケイティは、「パウダーが湿ってしまい、肌へのパウダーのつき方が変わってしまう可能性がある。そのせいで、まだらについてしまうこともね」と、メイクの仕上がりにも影響すると話した。
ケイティは、もし口で吹いてメイクブラシについた粉の量を調整する癖があるなら、その代わりに「ブラシを手の平でタップするようにして、余計な粉を払って」とアドバイスしている。
口から吹く癖がなかったとしても、プロが毛嫌いしている様子を見るかぎり、やはりメイクブラシやパフなどを清潔に保つことはかなり重要なよう。メイクアップアーティストのアズラ・レッドは、「自分専用のメイクブラシであっても、週に2、3回は洗った方がいい」と話している。
しっかりスキンケアやメイクをしているのに、吹き出物や肌荒れなどに悩まされているようなら、一度メイクの癖を見直してみては。ひょっとすると、思いもよらなかった原因が見つかるかも。(フロントロウ編集部)