「4分間の続編」が公開
アメリカの郊外に暮らすエリオット少年と、宇宙からやってきて迷子になってしまった宇宙人E.T.(イーティー)との交流を描いたスティーブン・スピルバーグ監督の名作SF映画『E.T.』。
社会現象的大ヒットを記録した同作の1982年の公開から37年の時を経て、大人になったエリオット少年がE.T.と再会を果たす、物語のその後を描いた、心温まるショートフィルムが公開された。
米大手ケーブルテレビ会社コムキャストのインターネットサービスXfinityのホリデーキャンペーンとして制作された4分間の動画では、クリスマスシーズンのある日、中年になり、家族を持ったエリオットのもとを、以前と何ら変らない姿のE.T.が突然訪ねて来るというストーリー。
E.T.がオリジナル版の名シーンをエリオットの子供たちとともに再現する姿や、久々の地球訪問でテクノロジーの進化に驚くE.T.の可愛らしいリアクション、エリオットとE.T.のどんなに離れていても色褪せない友情が描かれるなど、短いながら、ファンにとってはたまらない涙腺崩壊必至の内容となっている。
ちなみに今回の“続編”でエリオットを再演したヘンリー・トーマスは現在48歳。同作への出演後も俳優として活躍を続け、味のある脇役として『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』などの映画やテレビドラマにも出演するなど安定したキャリアを築いているが、10月に飲酒運転で逮捕されるという事件を起こしたばかり。
プライベートが少し心配になってしまうヘンリーだが、今回の“続編”については「観客たちはこの続編で期待していた全てのものが見られるはずだよ。オリジナル作品の美しさを壊すような余計なものを省いてね。あの作品はたくさんの人の心に残るものだから。みんなが満足できると思う」と太鼓判を押している。(フロントロウ編集部)