ケイトリンと娘クロエの確執
カーダシアン家の母クリス・ジェンナーと1991年から2015年まで結婚していたオリンピックメダリストであるブルース・ジェンナーは、2015年にトランスジェンダーであることを告白。名前をケイトリンに変え、戸籍も女性へ変更した。
そんなケイトリンが、現在出演中の英リアリティ番組『I'm a Celebrity...Get Me Out of Here!(原題)』で、長年確執がウワサされるあの娘との関係について口を開いた。
「今でもまだ、どうしていいのか分からないのは、クロエね。クロエは、あの時なにかになぜか激怒してた。正直に言うけど、あれから5、6年が経つけど、クロエとはあれ以来話してないの」
ケイトリンの前妻であるクリス・ジェンナーの連れ子だったカーダシアン3姉妹の末っ子であるクロエ・カーダシアンとケイトリンは、ケイトリンがカミングアウトをしてから、関係がこじれたとウワサされ続けている。
しかしケイトリンは、なにが問題なのか分からないという。
「クロエと私はとても親しかった。私は、クロエを5歳のころから育てたのよ。彼女の問題が分からない。本当に分からないのよ」
ケイトリンはこう話すけれど、当時のカーダシアン家に密着していたdTVで独占配信中のリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』シーズン10では、クロエが動揺し、ケイトリンに対して怒った原因とも考えられる出来事が映し出されていた。
番組では、世間に明かすずっと前から性転換の意志を家族に伝えていたと主張するケイトリンと、まったく聞いておらず寝耳に水だったという子供たちのあいだで意見が対立。とくにそれを「嘘」と呼んで激怒したクロエと言い合いになったのだが、「私たちには嘘はつかないで」と涙ながらに懇願するクロエに対して、ケイトリンは、「自分が本当に心配しているのは、ケンダルとカイリーだけ」と言い放つ。
クリスと前夫の娘であるクロエはケイトリンとは血はつながっていないけれど、クリスとケイトリン(当時はブルース)が結婚したのは、クロエが7歳の時。クロエの立場からしてみれば、父親と思っていた人から裏切られたと感じてしまっても仕方ないような発言に、クロエは「ケンダルとカイリーよりも前からブルースのことを知っているのに」と動揺して、激怒していた。
また、2017年にケイトリンが出版した自伝『The Secrets Of My Life(原題)』で、姉妹たちの母であるクリスに関して、あることないことを書いたとして、カーダシアン/ジェンナー姉妹全員から動揺の声が上がったことも。カーダシアン家は家族の絆を大切にすることで知られており、ケイトリンの行動は、家族内でかなりの波紋を呼んだ。
とはいえ、ケイトリンはクロエを親として守りたい気持ちはあるようで、今年6月の父の日には、クロエを度重なる浮気で傷つけた元恋人のトリスタン・トンプソンを“父親失格”認定。
しかし、今年2019年10月28日のケイトリンの誕生日には、ケンダルとカイリー、そしてキムとコートニーは集まったけれど、仕事中だったと見られているクロエの姿はなかった。(フロントロウ編集部)