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障がいを抱えながら、人生を楽しく生き抜く主人公を描いた明るいハートフル映画を、厳選5作品ご紹介。(フロントロウ編集部)

12月3日は国際障がい者デー

 毎年12月3日は、国際障がい者デー。世界には、身体や精神に障がいを抱える人は多くいる。

 しかし映画の都ハリウッドでは、現実を置き去りにして、健常者の白人男性が、撮影スタッフや役者の多くを占めていることが問題になっている。

画像: 12月3日は国際障がい者デー

 南カリフォルニア大学(USC)アネンバーグ・コミュニケーション・ジャーナリズム学部が2007年から2018年にかけて行なった研究では、ハリウッドで制作された有名映画1,200作品で、障がいのあるキャラクターが登場したのは、1.6%。この低水準は直近4年間ずっと変わらないという。

 そこで同調査を指揮したステイシー・スミス教授は、映像制作における一定の多様性を目指し、とくにキャストの多様性では、その物語の舞台における性別や人種などの人口の統計と正確に一致させることを提唱する「Inclusion Rider(インクルージョン・ライダー)」という考え方を数年前に発表。

 俳優たちがオファーを受ける条件が書かれた“ライダー”に、スタッフやキャストに多様性がないと働かないという条件をつけくわえるよう勧めるスミス教授の案には、俳優のフランシス・マクドーマンドやブリー・ラーソン、ベン・アフレックやマット・デイモンなど、多くの俳優が賛同してきている。

 そこで今日は、障がいを抱える人々にスポットライトを当て、人生の楽しみや情熱を映し出した映画を大紹介します。

『シンプル・シモン』

 アスペルガー症候群を抱えるSFオタクのシモン。嫌なことがあるとロケットに閉じこもり、空想の宇宙へ飛び立つシモンの唯一の理解者は、兄のサム。しかしサムはシモンのせいで振られてしまい、ヘコむサムによってペースを乱されるシモン。そこでシモンは、サムに「完璧な恋人」を見つけようとする。そこで出会ったイェニファーとの関係によって、シモンの日常にも変化が…。

 主人公のシモンを演じるのは、今では『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のピエロとして有名になったビル・スカルスガルド。北欧初の、誰もが心満たされるキュートでハッピーな物語。

『5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~』

 先天性の病気によって、視覚の95%を失ってしまったサリヤ。一流ホテルで働くという夢のために、目が見えないという事実を隠して最高級5つ星ホテルで見習いを始めたサリヤは、持ち前の明るさと努力で実力を認められていくけれど、徐々に予期せぬトラブルが起こり始め…。

 サリヤ・カハヴァッテの実話を基にした今作では、障がいを抱えるサリヤの苦悩、そんな彼の味方になってくれる友人たちの温かな友情、そしてすべての登場人物が、それぞれとの人間関係を通して成長していく様をハートフルに描く。

『500ページの夢の束』

 自閉症のウェンディは、『スター・トレック』の大ファン。自分で『スター・トレック』の脚本を書くことが趣味のウェンディは、脚本コンテストが開催されることを知り、渾身の一作を書き上げる。そして、住んでいた自立支援ホームを抜け出して、愛犬ビートとともにハリウッドを目指す旅に出たウェンディ。そこには、ある別の目的も秘められていた…。

 自立支援ホームで、毎日をスケジュール通りに過ごしていたウェンディが、「スター・トレック愛」だけを心に、外の世界を経験していく青春ハートフル映画。

『博士と彼女のセオリー』

 世界最高峰の大学であるケンブリッジ大学の大学院に在籍し、天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキングは、詩を学んでいたジェーンと出会って恋に落ちる。しかし彼は、その直後にALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命2年と宣告される。そんな困難にもめげずにスティーブンとジェーンは結婚し、スティーブンは理論物理学者としての道を突き進んでゆく。

 2018年3月に、76歳でその生涯を閉じた天才理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士の生涯を描いた本作の演技で、主演のエディ・レッドメインは、アカデミー賞主演男優賞を受賞した。

『最強のふたり』

 事故によって全身麻痺になった大富豪のフィリップは、スラム出身の黒人である青年ドリスを、自身の介護士として雇い入れる。まったく別のタイプのフィリップとドリスだけれど、次第に2人の間には友情が芽生えていく。

 世界中で高い評価を得た本作は、日本でも爆発的ヒットを記録し、日本で公開されたフランス語映画の中では歴代1位となっている。

(フロントロウ編集部)

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