『ヨシュア・トゥリー』に欠かせない人が来日
12月4日から行なわれた13年ぶりのU2の来日公演。今回のツアーは、2,500万枚以上売り上げたロック史に残る名盤『ヨシュア・トゥリー』のリリース30周年を記念して2017年からスタートさせた公演で、来日公演の初日には、ブラッド・ピットや元NBA選手でドラマ『デスパレートな妻たち』のエヴァ・ロンゴリアの元夫としても知られるトニー・パーカーが会場に観客として訪れ大きな話題になった。
そんなU2にとって久しぶりとなった日本のライブには、U2とも『ヨシュア・トゥリー』とも縁が深い人が来日していた。U2に遅れをとりながら日本にやって来たのは、写真家のアントン・コービン。アントンはU2をはじめ、デヴィッド・ボウイ、ザ・ローリング・ストーンズ、コールドプレイなどを撮影し続けてきた一流カメラマン。その経歴からも、世界的に影響があるカメラマンの1人とも言われている。
じつはアントンは、今回の来日ツアーのポイントであるアルバム『ヨシュア・トゥリー』のアートワークを手掛けている。さらに会場の巨大スクリーンにも大きく写し出されていたデスバレー国立公園、ザブリスキー・ポイントなどの息を飲むように美しい映像を8Kカメラで撮影し、『ヨシュア・トゥリー』とは切っても切れない縁を持つ。
アントンは実際にさいたまスーパーアリーナを訪れおり、自分が撮影した写真や映像を生で見ていたことを妻のニミが自身のインスタグラムで明かしている。
ビッグゲストたちの来場でさらに特別な一夜となったU2の来日公演の初日。アントンが日本でカメラを構えU2を撮影することはあるのだろうか。(フロントロウ編集部)