『ラブ・アクチュアリー』のヒュー・グラントが、今なおファンから愛される「あのシーン」が嫌で嫌で仕方なく、リハーサル撮影を先送りするほどだったと明かした。(フロントロウ編集部)

ヒュー・グラント、今でも嫌いなあのシーン

 2003年に公開された映画『ラブ・アクチュアリー』といえば、イギリスのロンドンを舞台に、様々な愛を描いた大ヒットオムニバス作品。監督はラブコメの巨匠リチャード・カーティスが務め、キーラ・ナイトレイコリン・ファース、マーティン・フリーマンなど、そうそうたる面々が出演した。

画像: ⒸUNIVERSAL STUDIOS / Album/Newscom

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 多くの人の心をいまだに温め続ける『ラブ・アクチュアリー』だけれど、劇中でイギリスの首相を演じたヒュー・グラントには、公開から16年が経った今でも思い出すだけで「完全なる地獄」だったと話すほどのシーンがあるよう。

 それはなんと、あのダンスシーン!

 首相という立場のヒュー演じるデイヴィッドが、ポインター・シスターズの「ジャンプ(フォー・マイ・ラブ)」に合わせてノリノリで首相官邸内を踊り回るという名シーンだけれど、ヒューは脚本を読んだ時に「これは耐えられないほどの苦痛だ」と思ったうえ、撮影も「完全なる地獄だった」と、英BBCによるヒューに密着したドキュメンタリー番組『Hugh Grant: A LifeOn Screen(原題)』で明かす。

「それを撮影するのが嫌すぎて、リチャードは『ダンスシーンのリハーサルをしたほうが良いんじゃないか』って言い続けていたけど、『あ~、そうだね。ちょっと今からセリフを覚えなくちゃいけないから…。しかも今日は足首が痛いんだ』って返事をしてたよ」

リチャード・カーティス監督は音楽好きで有名

 しかし、大物俳優のヒューがいくらダンスシーンが嫌だと言っても、そのシーンは不可避。

 なぜなら、映画『ノッティングヒルの恋人』や『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』、『イエスタデイ』など、数多くの大ヒット作品を出がけてきた大物脚本家で監督のリチャードといえば、映画よりも音楽が好きと公言するほどの音楽好きだから。

画像: ヒュー・グラント(左)とリチャード・カーティス(右)

ヒュー・グラント(左)とリチャード・カーティス(右)

 自身の映画でも数多くの音楽を効果的に使用してきたリチャードは、ヒューの音楽嫌いが信じられなかったようで、『Hugh Grant: A Life On Screen』の中で、完全に真顔でこんな感想を述べた。

「ヒューはダンスシーンを心底嫌っていたよ。彼はこの世で1番音楽に興味のない人間なんだ。彼は家にたった2枚のレコードしか持っていないうえに、両方ともゴスペルなんだよ」

 とはいえ、もちろんヒューもプロフェッショナル。最終的にはリハーサルも1度ではなく何度かこなし、リチャードに「すごくダンスが上手い」と言わせるほどの演技を完成させた。

 そんなヒューは、2017年のレッド・ノーズ・デーに『ラブ・アクチュアリー』のキャストたちが豪華再演した時に、56歳でふたたびダンスを披露した。

(フロントロウ編集部)

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