美髪のためには毛先のカットが大切
パーマやカラーリングによるダメージや、紫外線でダメージを受けた髪は、毎日のシャンプーや髪を乾かす行為などでもさらに痛みが進みやすく、トリートメントだけではなかなか回復は難しい。
傷んだ髪を美しくするため、プロのヘアスタイリストたちが口々に話すのは、こまめに毛先をカットすること。もっとも傷んでいる毛先を切り落とすことで、手触りもなめらかになり、髪全体の美しい輝きを戻すことができる。
けれど、それを繰り返していると髪がどんどん短くなってしまうのが気になる人も多いはず。髪の長さをなるべくキープしながらこまめにカットしてダメージを取り除くには、どのぐらいの頻度で美容院に行くべきなのか、プロのアドバイスをチェック。
傷み具合で頻度は変わる
セレブを手掛けるヘアスタイリストのギャレンは、「一般的には2ヵ月ごとにカットして整えると良い状態を保てるけれど、髪がひどいダメージを受けているときは、6週間ごとにカットすることをオススメする」と米メディアPureWowにコメント。
およそ1ヵ月半ごとに美容院へ行きカットするとなると、髪が長い人は、頻度が高いと感じるかもしれない。けれどギャレンは、「毛先をこまめにカットすることで髪の健康が保てて、枝毛や切れ毛、ダメージが減っていく」と話し、こまめに切る方が健康な髪を保てるので、髪を伸ばしたい場合もオススメだと話した。
毛先のダメージ部分を自分でカットするのはNG
毛先の痛みが気になる場合、とくに長い髪だと枝毛などがある髪の毛先だけを自分でカットすることも可能。けれどギャレンは、「たしかに自分でもカットできるけれどオススメできない。髪の長さが適切ではなくなるよ」と、ヘアスタイルのバランスが悪くなるのでやめたほうがいいとコメント。たしかに、髪が傷んだうえにヘアスタイルまでおかしく見えてしまったら、ただの悪循環。
ちなみに、高級ヘアケアブランドのORIBE(オリベ)で教育も担当しているヘアスタイリストのアダム・リバーモアは、「できれば、ヘアカットするだけではなく、自宅での正しいヘアスタイリングや、使用するヘア製品などについても相談して頼りにできるスタイリストのもとでカットするのが良い」と話し、髪を切るだけでなく、日々のケア法まで頼れるスタイリストを見つけることも、美髪のためには大事だと話している。(フロントロウ編集部)