マイク・シノダがソロアルバムをリリース
2000年にデビューアルバムの『ハイブリッド・セオリー』が大ヒットを記録して以来、数々の名曲を残し、オルタナティブ・ロック界を牽引し続けてきたリンキン・パークのマイク・シノダが、7月10日にニューアルバム『Dropped Frames, Vol.1』をリリース。
新型コロナウイルスによる外出自粛期間中に動画配信プラットフォームのTwitchで多くのファンと交流しながら、音楽とアートを作るようになったというマイクは、毎日決まった時間に動画配信を行い、視聴者らの意見も取り入れながら音楽とアートワークを制作。そのため、ファンとの共同作業で生まれた作品となっている。
収録曲1曲目の「Open Door」は唯一のボーカルトラックとなっており、他11曲は動画配信で生まれたインスト曲。配信を視聴しているファンたちは音楽の方向性の提案を行い、マリアッチ、ボリウッド・ヒップホップ、90年代のボーイズ・バンド・ポップ、など幅広いテーマをマイクがマッシュアップして1曲完成させる、という制作方法を取ってきた。「Super Galaxtica」はゲームのピコピコ音、「Osiris」はフルートの音色など、実に幅広いサウンドに挑戦しており、「Open Door」ではファンたちのボーカルも採用されているという。
マイクは『Dropped Frames, Vol.1』の制作について、「動画配信チャンネルで制作した楽曲の中でもベストのものを集めた作品になっていて、でも一番の経験は動画配信自体だなと思っているよ。いつも始めるときはどういうものにするかあまり決めてなくて。視聴者の提案と、俺の思いつきと、その間を漂う不思議な魔法から作品が生まれたんだ」と、コメントしている。
マイクのファンと作り上げた待望のアルバム『Dropped Frames, Vol.1』は、絶賛発売中。(フロントロウ編集部)