チークで、ほかのメイクを台無しにしちゃうことがある
チークは数あるコスメのなかでも、メイクの成功のカギと言えるほどのキーアイテム。メイクブランドBenefit(ベネフィット)の教育ディレクターであるナタリー・グレゴールも、チークがもたらす効果について、「チークはくすんだ顔をリフレッシュさせ、生き生きしているように見せることができる、もっともすぐできる簡単な方法」と英メディアByrdieで絶賛している。
そんな優秀コスメである一方で、なにげなく毎日使っているチークが、手間をかけたメイクを台無しにしている可能性もあるのだそう。
セレブを手掛けるメイクアップ・アーティストが、避けたほうが無難なチークや、失敗しにくいメイクのコツを紹介した。
失敗しやすい!気をつけた方が良い「チークカラー」
チークの色合いはさまざまで、ピンクやレッド、ブラウン、オレンジ、トレンドのボルドーまで、同じ血色系といっても目移りするほど色が豊富。
そんな幅広いカラーのなかで、プロが注意すべきと話すのは黄みが強いチークカラー。
メイクアップアーティストのスージー・ガースタインは、「色が黄色をおびた褐色のものやオレンジのチークは、派手に見えることがある」と英メディアByrdieにコメント。オシャレなカラーでつい手に取ってしまいそうだけれど、プロからすると肌から浮いてみえたり、派手な印象に仕上がったりすることがあるので、注意して使うべきカラーなのだそう。
チークの「質感」にも注意ポイント
また、色だけではなく“質感”にも失敗しやすいチークの種類があるという。セレブを手掛けるメイクアップアーティストのミン・ミン・マが、注意を促したチークの質感は「光沢があるもの」。
ミンは、「チラチラとした細かなラメや光沢感のあるチークは、万人向けのコスメではない。ニキビができやすい肌や毛穴が目立つ肌につけると、そのチークの光沢感が肌の凹凸を強調してしまうことがある」とコメント。
もし肌が気になっていて、粗を目立たせなくないと思うのであれば「マットに仕上がるチークを選ぶと良い」とアドバイスしている。
失敗しにくいチークの「つけ方」
チークで最後に注意したのが「つけ方」。優秀こすめのチークだけれど、ミンは「塗りすぎは逆効果になる」と話し、色や質感は正しいものを選んでいても、塗りすぎることでメイクが台無しになると注意を促している。
つけすぎを防ぐためには、パウダータイプのチークであれば「肌につける前に、チークブラシを軽くたたいて」と、余分な粉を落とすようアドバイス。
さらにチークを肌につけるときは、一気に色をのせるのではなく、「細かく、小さな動きでさっとつけて」と少しずつ慎重に色をのせて調整することをオススメしている。
当たり前に使っていたチークやつけ方を一度見直すことで、これからはもっとチークメイクが上手になるかも。(フロントロウ編集部)