ラッパーの50セントが溺愛する長男サイア君(7)のために、玩具量販店の「トイザらス」を1店舗丸ごと貸し切るという、なんともバブリーなクリスマスプレゼントを贈った。(フロントロウ編集部)

クリスマスプレゼントは「おもちゃ店丸ごと」

 2000年代~2010年代にかけて、毎年、「ヒップホップ界で最も稼ぐアーティストランキング」の上位の常連だったラッパーの50セント

 浪費家で知られる彼は、最高時には1500億ドル(約164億円)以上あったと言われる資産を湯水のごとく使い、2015年には負債が資産を上回り、破産の危機に瀕するという衝撃の金遣いの荒さで世間を驚かせた。

 その後、債権者に負債を返済したことでなんとか破産を免れ、2018年には、前年に購入して、すっかり忘れていた仮想通貨「ビットコイン」が高騰したことで日本円にして8億円を大儲けするなど、お金に関してはかなりアップダウンの激しい人生を送っているが、そんな彼が、今年のクリスマスに相変わらずの太っ腹ぶりを発揮して話題になっている。

 50セントには以前交際していた2人の女性との間にそれぞれ1人ずつ息子がおり、現在22歳の長男マーキーとは確執が続いていることで知られているが、2人目の息子で現在7歳のサイア君のことは、かなり溺愛。

 今年のクリスマスプレゼントに「トイザらスが欲しい」と半分冗談でおねだりしたサイア君の願いを叶えるため、ニュージャージー州パラマスのショッピングモール内にあるトイザらスの店舗をおよそ10万ドル(約1100万円)かけて貸し切りにし、「欲しいものを何でも持って帰っていいぞ」、「全部おまえのものだ」と、まるで映画かドラマのようなサプライズを敢行した。

 2歳からすでにモデルとして活動しているサイア君は、母親でモデルのダフネ・ジョイが更新しているインスタグラムアカウントで、その時の模様をお披露目。「サイアズ・トイザらス」という特注の看板などが掲げられたトイザらスの店内で、50セントとともに楽しそうに買い物を満喫する様子が公開された。

 50セント本人も、自身のインスタグラムで、サイア君を乗せた高級車でトイザらス店舗に向かい、サプライズを成功させる模様を収めた動画を公開し、子煩悩ぶりをアピールしていた。

 サイア君は「今までで最高のクリスマスだよ!」と大喜びしていたが、幼い子供に規格外の贅沢をさせた50セントの父親としてのモラルには賛否の声も。

 ちなみに、創業70周年を超える米トイザらスは、2018年に経営破綻し国内の約800店舗を閉鎖。その後、新経営陣の下で再始動し、今年のクリスマスまでに幾分立ち直りを見せているが、今回の50セントのサプライズ企画は、同社にとっても大きな宣伝効果が期待できるものと米The Washington Postは分析している。(フロントロウ編集部)

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