テイラーを『レミゼ』に起用しなかった納得の理由
1月24日に日本公開されるミュージカル映画『キャッツ』に出演するテイラー・スウィフトが、2012年のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』のオーディションを受けていたことは有名な話。
テイラーが受けたのは、本編ではサマンサ・バークスが熱演した、エディ・レッドメインが演じたマリウスに思いを寄せるエポニーヌ役のオーディションで、これがきっかけで、テイラーとエディが付き合っているというデマが流れたほど、ファンにとっては記憶に残る出来事。
テイラーがエポニーヌ役に起用されなかった理由を、『キャッツ』と『レ・ミゼラブル』でメガホンを取ったトム・フーパー監督が米Vultureのインタビューで答えた。
「彼女は『レミゼ』のエポニーヌ役のオーディションを見事にこなした。でも、最後まで迷って起用しなかった。やはり、テイラー・スウィフトは人に気づいてもらえない影の薄い女性ではない。だから、いい意味で彼女がこの役にはふさわしくなかった」
“好きな人に振り向いてもらえない不幸な女性”という役を演じるには、テイラーが輝きすぎていたという理由で、フーパー監督はテイラーの起用を断念したという。
さらにフーパー監督は、ミュージカル映画『キャッツ』でテイラーを誰よりも先にキャスティングしたことについても同インタビューで語った。
「テイラーがミュージカルに興味を持っているのを知っていたから、(『キャッツ』の)話が来た時に彼女に『僕の作っている世界を見に来ない?』とだけ伝えて、プレゼンしたよ。(中略)テイラーが気に入ってくれて、そこから親切にサポートしてくれた。その時はまだ、彼女が新しい曲を作ることや作詞家として携わることさえ想像していなかった」
大の猫好きなことでも知られるテイラーが“猫”になりきる、ミュージカル映画『キャッツ』は、1月24日に日本公開される。(フロントロウ編集部)