グリーン・デイが寄付した目的は?
ワールドツアーの一環として、2020年3月に来日公演を控えるバンドのグリーン・デイ。日本でも高い人気を誇る同バンドが、アメリカ発チェーンレストランのデニーズの店舗の修繕費として、お金を寄付していたことがわかった。
ことの発端は、今月初め。カリフォルニアにあるデニーズの店舗を借りて、ハードコアパンクバンドWACKOがパフォーマンスしていたところ、モッシュが起き、集まった若者が大暴れ。結果、店内のテーブルに傷がつくなど、約22万円(2,000ドル)相当のダメージを残したことで、バンドや観客は店から追い出されることに。
デニーズの店員は、ライブのプロモーターであるブライアンという少年に被害額として約19万円(1,800ドル)を請求。しかし、ブライアンはお金が足りないと、ウェブ上で資金集めを開始した。
そんななか、なんとこの話を聞いたグリーン・デイが直接約22万円を寄付。大物バンドが資金集めに突然協力したことでも十分驚きだが、さらにグリーン・デイはブライアンにメッセージ。
「やあ、ブライソン、電話してよ!僕たち「Bastards Club(※)」で演奏したいからさ。愛を込めて。グリーン・デイ」
※コンサートをプロモートするためにブライアンが運営する会社
コメントを通じて話しかけ、さらにブライアンのライブ運営会社の名前を上げたグリーン・デイ。これに気づいたブライアンが、インスタグラムで「信じられない!」とシェアすると、同バンドはそれにも反応して、「こいつらはもう大丈夫」とコメントを返した。
自分たちと同じく音楽で夢を追う若者のために、粋な計らいを見せたグリーン・デイ。彼らの愛がある行動には、「レジェンドだ」と多くの称賛の声が上がっている。(フロントロウ編集部)