すべての人が共感できるカラー
世界共通の色見本を作っている米メーカー、パントン(Pantone)社が、1年を通してファッションや美容、インテリア、社会経済などをつかさどる色として毎年発表しているカラー・オブ・ザ・イヤー。
2020年を彩る代表的な色として選ばれたのは、落ち着きや信頼性、安定、不変性を求める心といった冷静さを象徴する品格あるカラー「クラシックブルー」。
鮮やかさと深みを兼ね備えたこの色は、年齢や性別を問わず、“すべての人が共感できるカラー”として選定され、刺激に満ちた浮世に少し疲れ、平和やリラックスした時間を過ごしたいと願う2020年の現代人たちの生活にしっくりと馴染んでいく色となることが予想されている。
フロントロウでは、そんな2020年の「今年の色」であるクラシックブルーを取り入れたセレブたちの着こなしを厳選して紹介。カジュアルからフォーマルまで、コーディネートの参考にして。
キャサリン妃
別名“ロイヤルブルー”とも呼ばれるクラシックブルーといえば、キャサリン妃のお気に入りカラー。レトロかつスタイルが良く見えるシルエットのエポニーヌ・ロンドン(Eponine London)のワンピースで、気品を漂わせて。
ケイティ・ペリー
シンガーのケイティ・ペリーはフェイクファージャケットやスパンコールのワイドパンツ、スエードパンプスまで全身をクラシックブルーでまとめた高度なコーディネートに挑戦。バッグはネイビーをチョイスしてグラデーションを意識して。
カニエ・ウェスト&キム・カーダシアン
ラッパーのカニエ・ウェストとリアリティスターのキム・カーダシアンはめずらしく夫婦で色をリンクさせたクラシックブルーコーデでレッドカーペットに登場。キム着用のインディゴデニムのセットアップはバーバリー(Burberry)のもの。
テイラー・ヒル
ヴィクトリアズ・シークレット・モデルのテイラー・ヒルは、クリスプなペールブルーのシャツにクラシックブルーのワイドパンツを合わせて“カッコいい女”を爽やかに演出。ヴィンテージ調のレザーベルトをプラスしてこなれ感を出すのも忘れずに。
レティシア王妃
スペインのレティシア王妃はホワイトのペプラムブラウスにクラシックブルーのサークルスカートを合わせて至極レディライクな着こなしに。足元もネイビーのスエードパンプスで清潔感を。
ケンダル・ジェンナー
モデルのケンダル・ジェンナーは姉キム・カーダシアンの夫で義理の兄にあたるカニエ・ウェストのアルバム『ジーザス・イズ・キング(Jesus is King)』のリリースを記念して作られたクラシックブルーのスウェットをハイウエストデニム&白スニーカーでノスタルジックに昇華。ショルダーバッグはルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)。
グレース・エリザベス
2019年春からランジェリーブランド、ヴィクトリアズ・シークレットの広告塔「ヴィクトリアズ・エンジェルズ」に加入したモデルのグレース・エリザベスは黒モヘアのVネックニットにパイソン柄のパンツを合わせたスパイシーなコーデにバッグでクラシックブルーを差し色。
ヘイリー・ビーバー
シンガーのジャスティン・ビーバーの妻でモデルのヘイリー・ビーバー(旧姓ヘイリー・ボールドウィン)はクラシックブルーの金ボタンブレザーを主役に。ベルトやブーツもブルー系で統一し、極太のゴールドフープピアスを投入して、カジュアルな中にも洗練を感じさせるコーデを完成させて。
(フロントロウ編集部)