2月まで出しっぱなし
日本では、クリスマスが終わったらすぐにツリーを片付けて、お正月飾りにシフトする家庭が多いけれど、じつは、海外では、年明けまでツリーやデコレーションを飾ったままにしておく家庭が多数。
というのも、キリスト教徒が多い国ではイエス・キリストの洗礼の祝日である「主の公現」または「公現祭」と呼ばれる1月6日を過ぎた「降誕節(こうたんせつ)」の時期にあたる、1月7日から1月13日の間にツリーをしまうという昔からの慣習があるから。
一部では、その時期よりも長くクリスマスデコレーションをキープするのは「縁起が悪い」との考え方もあるけれど、イギリス王室のエリザベス女王は、そういったジンクスは信じていないよう。
なんと、エリザベス女王のお膝元であるバッキンガム宮殿やウィンザー城、そして休暇の際の滞在先であるサンドリンガムの別宅では、降誕節よりもずっと長い2月までクリスマスツリーやデコレーションを飾ったままだという。
その理由は、エリザベス女王の父親で前イギリス国王のジョージ6世の命日である2月6日まで、ホリデーの華やかで明るい雰囲気を維持しておきたいためだそう。
エリザベス女王は、毎年、1952年に亡くなった父ジョージ6世の命日を夫のフィリップ殿下とともにサンドリンガムの邸宅でひそやかに偲んでいるが、クリスマスデコレーションは、その日までは仕舞わないことになっていると英Hello!が伝えている。(フロントロウ編集部)