2020年のゴールデン・グローブ賞の授賞式に例年とは違う「ある変化」がもたらされることが発表。俳優のレオナルド・ディカプリオも絶賛する新たな試みとは? (フロントロウ編集部)

エコやサスティナビリティを重視した授賞式に

 映画界最高峰のアワードの1つであるゴールデン・グローブ賞。今年で第77回目を迎える同アワードの授賞式が日本時間の1月6日月曜日に開催されるが、今回のアワードでは、ある“小さいながらも大きな変化”が導入されることが明らかになった。

 それは、授賞式でゲストたちに振る舞われる豪華ディナーのメニューから動物由来の食材を排除し、ヴィ―ガン(完全菜食主義)食材のみで料理を構成するというというもの。

 これまで、同アワードでは、ゲスト用のディナーに良質な肉や魚といった動物由来の高級食材がふんだんに使われてきたが、主催団体であるハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)は、授賞式の開催を数日後に控え、予定されていたメニューに組み込まれていた魚料理を排除することを発表。

画像: ヴィ―ガン食材のみを使ったメインディッシュ。

ヴィ―ガン食材のみを使ったメインディッシュ。 

 メインディッシュは、もともとヴィ―ガンメニューをリクエストしたゲストのために用意されていた、エリンギをホタテに見立ててワイルドマッシュルームのリゾットやベビー芽キャベツとラブリーキャロット(丸型人参)、豆苗のローストを添えた一品のみに絞ることに決定した。

 そのほか、前菜には地元産のチャービルとアマランサスを添えたゴールデンビーツの冷製スープ、デザートには牛乳や卵も使わないヴィ―ガンのオペラケーキが出される。

 同アワードの監修を手がけるビバリー・ヒルトンホテルのマシュー・モーガン総料理長は、このギリギリの決断の理由について「ポジティブなメッセージを発信する良い機会だと考えました」と米The Hollywood Reporterに説明。「今回、史上初のヴィ―ガンのゴールデン・グローブ賞が実現します」と胸を張った。

画像: サスティナブルな料理にも精通しているマシュー・モーガン総料理長。

サスティナブルな料理にも精通しているマシュー・モーガン総料理長。


レオ様も喝采

 世間で称賛の声が相次いでいる、この報せを受け、環境保護活動をライフワークとしている“レオ様”こと俳優のレオナルド・ディカプリオも歓喜。

画像: レオ様も喝采

 ツイッターでHFPAによる発表が掲載された記事を紹介したレオナルドは、「ありがとう、HFPA」と、先陣をきってアワードをよりクリーンでサスティナブルなイベントにしようと働きかけたゴールデン・グローブ賞の主催者たちに拍手の絵文字を添えて感謝の気持ちを伝えた。

 レオナルドは、ブラッド・ピットとの共演が話題となった映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でのコミカルかつシュールな演技が高く評価され、今回のゴールデン・グローブ賞では、映画の部、コメディ/ミュージカル部門の主演男優賞にノミネートを果たしているが、授賞式当日には、レオナルドがブラッドとともにヴィ―ガンディナーに舌鼓を打つ様子が目撃される可能性も? 


そのほかにも「エコな取り組み」を実施

 第77回のゴールデン・グローブ賞で導入される環境に配慮した取り組みはほかにもある。

 セレブたちが歩く真新しいレッドカーペットは、授賞式後に廃棄されるのではなく、ほかのイベントで再利用。

画像: 2019年のゴールデン・グローブ賞のレッドカーペットでポーズを決めるシンガーのレディー・ガガ。

2019年のゴールデン・グローブ賞のレッドカーペットでポーズを決めるシンガーのレディー・ガガ。

 さらに、昨年まで、会場ではペットボトル入りのミネラルウォーターが配布されていたが、今年は、プラスチックの消費量を削減するためにガラス製のボトルに入った水が配られる。

 これらの施策についてHFPA会長のロレンゾ・ソリア氏は「気候危機は私たちのすぐそばまで迫っています。新たな年、この先の10年について思いを巡らせ、何かシグナルを送れる方法はないかと考えました」とThe Hollywood Reporterにコメント。

 ヴィ―ガン食を徹底することについても、「たった1度の食事で世界を変えられるとは思っていませんが、世間に気づきをもたらすために、少しずつでも歩みを進めようと考えました。私たちが口にする食べ物が、どのように育てられ、加工され、そして捨てられていくのか…それらすべてが気候危機に結びつくものなのです」と語った。(フロントロウ編集部)

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