オーストラリアで発生している森林火災で被害にあった野生のコアラが、ペットボトルの水を直に飲んだことが原因で「溺死」したことがわかった。(フロントロウ編集部)

コアラに水をあげる時は“要注意”

 記録的な猛暑が続いたことによって、オーストラリアの広範囲にわたって発生している森林火災。今回の火災によって10億匹以上の野生動物たちが犠牲になったことが伝えられており、現地では負傷した動物たちの救助や治療活動が懸命に行なわれている。

 火災によって喉がカラカラになったコアラが、一般市民やレスキュー隊から与えられたペットボトルの水をゴクゴクと飲み干すという光景をニュースなどで目にした方も多いと思うが、なんと先日、ペットボトルの水を直飲みをしたコアラの赤ちゃんが「溺死」するというショッキングな出来事があった。

画像: Photo:©Michele Whall / Facebook

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 そもそも「コアラ」という名前は、オーストラリアの先住民族アボリジニの言葉で「水を飲まない」の意味。普段、コアラは主食とするユーカリの葉っぱから水分補給をしているため、本来であれば水を直接飲むようなことはない。それが今回の未曾有の森林火災でユーカリの葉っぱがなくなってしまい、極度の脱水症状に陥ったことで、コアラ自ら水を求めるように。

 コアラが水を直に飲むことはほとんどないが、飲むことがあるとすれば、必ず頭が前に下がった状態で、顔が下を向くようなかたちで飲むそう。しかし、人間もそうだが、ペットボトルの水を飲もうとすると、どうしても頭を上げて、上を見上げるような姿勢で飲まなければならない。じつは人間にとっては当たり前のこの行為が、コアラにとって大変危険な行為であると、現地で救助活動にあたる獣医師は言う。

画像: コアラに水をあげる時は“要注意”

 ピチャピチャとなめるように飲むぶんには問題ないが、良かれと思って上の写真のような状態でコアラの口に水を注ぎこむと、肺に水が溜まってしまい、今回のように溺死する可能性があるそうで、コアラに水をあげる時は注意が必要だと獣医たちが呼びかけている。(フロントロウ編集部)

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