森林火災が猛威をふるうオーストラリアで、大雨が降っている。しかし残念ながら、火災の影響はまだまだ続くよう。(フロントロウ編集部)

大雨が一部の森林火災を消火

 これまでに28名の死者を出し、10億以上の野生動物が犠牲となっているオーストラリア森林火災。温暖化による極度の気温上昇と乾燥により各地で発生した火災が収束せず、長期化しているオーストラリアで、一部の火災を消火するほどの雨が降り始めた。

 1月15日の夜には、メルボルンの一部地域で1ヵ月分以上の降水量が観測された。

 ニューサウスウェールズ州地方消防局は、「クリスマスや誕生日、そして婚約や記念日、結婚や卒業祝いの全てが一気に届いたようになるだろう」と歓喜しており、この雨によって多くの火災が消し止められたと見られている。

 一方でこの雨は一部地域での一時的なものであり、ニューサウスウェールズ州では80ヵ所、ヴィクトリア州では18ヵ所の火災は依然として続いている。16日には、さらに2ヵ所で新たな火災が発生した。

森林火災の影響は消えてからも続く

 また、雨による災害も発生している。

 森林火災によって焼けて極度に乾燥しているのは木々だけではなく、地面も同じ。そのため多くの雨が地面に染み込まず、多くの場所で洪水や地面の陥没、土砂崩れが発生している。また、突発的な強度な雷も頻発しており、雷が土砂崩れを引き起こしているケースもあると見られる。

 さらに、火災による灰や瓦礫が雨によって水路に流し込まれ、水質汚染が発生することも危惧されている。シドニーの海岸線では数週間前からすでに、火災による炭や燃えかすが水を濁らせている。雨によってさらに多くの灰などが水路などに流された場合、生態系や飲料水への影響が懸念される。(フロントロウ編集部)

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