アカデミー賞開催が迫る
映画祭の最高峰、アカデミー賞が日本時間2020年2月10日にハリウッドのドルビー・シアターで開催される。
92回目となるアカデミー賞には、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞、監督賞、脚本賞などを含む6部門にノミネートされるという歴史的快挙がビッグニュースとなっている。
さらにアメリカが製作に入っていない“純粋なアジア”映画が、作品賞にノミネートされるのも史上初めてのこと。
また、ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を受賞した『ジョーカー』のホアキン・フェニックスや主演女優賞を受賞した『ジュディ 虹の彼方に』のレネー・ゼルウィガー、助演男優賞を受賞した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットや助演女優賞を受賞した『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーンなどもノミネートされており、連続受賞に期待がかけられている。
そんな豪華なイベントではあるが、今年の司会者は不在。
2019年度年は一度コメディアンのケヴィン・ハートが司会者に選ばれたものの、過去の同性愛嫌悪的ととれる発言が批判を浴び、アカデミー側から公式に謝罪することを求められもののそれを拒み、司会を辞退。
2019年はそんなトラブルがあったけれど、視聴率は2018年よりもアップ。その経験を活かし、今年も司会者無しでショーを開催すると主催側は明かしている。
2019年度の勝者がトロフィーを受け渡す
司会者不在ではあるものの、トロフィーを受賞者に渡すためのプレゼンターは、前年の受賞者であることが慣例的に決まっている。
2020年のアカデミー賞も例年通り、前回の受賞者がトロフィーを渡すことに。
現在プレゼンターとして参加が発表されているのは、『グリーンブック』で助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリ、『ビール・ストリートの恋人たち』で助演女優賞を受賞したレジーナ・キング、『女王陛下のお気に入り』で主演女優賞を受賞したオリビア・コールマン、『ボヘミアン・ラプソディ』で主演男優賞を受賞したラミ・マレック。
今後も数週間にわたって、他のプレゼンターも発表されていくと、公式によって明らかにされている。
2020年のアカデミー賞は、日本時間2020年2月10日にハリウッドのドルビー・シアターで開催。(フロントロウ編集部)