テイラー・スウィフトが体形を気にするあまり「摂食障害」に悩んでいた過去を告白。それを乗り越えられた理由についても明かした。(フロントロウ編集部)

「摂食障害」に悩んだ過去

 ドキュメンタリー映画『ミス・アメリカーナ』の公開を間近に控えるシンガーのテイラー・スウィフトが、同作について語った米Varietyとのインタビューで、過去に悩まされていたという「摂食障害」について赤裸々に明かした。

 『ミス・アメリカーナ』の中でも、自身の体形にまつわる世間からのさまざまな意見に一喜一憂していた時期があったことを明かしているテイラーは、「18歳の頃、初めて(ゴシップ)雑誌の表紙を飾ったときのことを覚えてるわ。ヘッドラインには、『18歳で妊娠か?』と書かれていた」と、思春期真っ盛りの多感な時期に体験したボディ・シェイミング(体形批判)に言及。

画像: サンダンス映画祭で行なわれた『ミス・アメリカーナ』のプレミア上映会に登場。

サンダンス映画祭で行なわれた『ミス・アメリカーナ』のプレミア上映会に登場。

 「それは、下腹が膨らんでいるように見えてしまう洋服を着ていたからだったんだけど。でも、私はそういう経験をすることによって、少し自分を飢えさせたりしてた。つまり、食べることをやめていたの」と、世間の視線や謂れの無い中傷を気にするあまり、自らに厳しい食事制限を課していたことを告白した。


パフォーマンス中に気を失いかけたことも

 自分の写真が毎日のようにメディアで取り上げられるのを目にすることや、ファッション雑誌の撮影の舞台裏で、スタイリストなどから「あなたは、サンプルサイズをそのまま着られて素晴らしい。普通なら“お直し”が必要なのに。ランウェイに出たばかりの洋服をそのまま着られるなんてすごい!」とスリム体形を褒めそやされたことも悪影響となり、当時は、食べる量を必要以上に減らしてしまうこともあったというテイラー。

 その結果、自身5作目のアルバム『1989』をリリースした2014年周辺の数年間は、かなり痩せ細っていたといい、栄養不足が原因で、ステージでのパフォーマンスの終了後、もしくはパフォーマンスの途中で気を失いそうになっていたことも明かした。

画像: 2014年12月、ホリデーシーズンの音楽イベント「ジングル・ボール」の舞台に登場した際のテイラー。

2014年12月、ホリデーシーズンの音楽イベント「ジングル・ボール」の舞台に登場した際のテイラー。


克服のきっかけ

 これらの経験についてドキュメンタリーの中でさらに深く語っているテイラーは、ある時を境に、「自分はサイズ00じゃなく、サイズ6(※)で良いんだ」と、自分にとって健康的でナチュラルな体形がどんなものかを理解して受け入れ、これ以上、無理をして極細体形を目指したり、維持したりする必要はないと気づいたという。

※日本ではサイズ00=XXS~XS、サイズ6=S~M

画像: 2019年5月に開催されたビルボード・ミュージック・アワードにて。

2019年5月に開催されたビルボード・ミュージック・アワードにて。

 テイラーがそういった思考に辿り着けたのは、世の女性たちが直面し続けている、不条理なジレンマに気づいたから。

 「もし十分にスリムな体形になったとして、誰もが求めるセクシーなお尻は手に入らない。でもセクシーなお尻を手に入れたいなら、ある程度の体重は無いと無理。でもそうしたら、今度は、お腹が出すぎってことになる。そんなのって、絶対に不可能でしょ」と、世間で理想とされているボディの条件をすべて満たすことなど到底不可能だと、それまで固執していた体形にまつわる呪縛から目が覚めたことが大きかったと語った。

 さらに、ボディ・ポジティブを提唱する俳優のジャミーラ・ジャミルの活動や、勇気・心の弱さ・恥・共感などについて研究を行っているブレネー・ブラウン教授の「恥」をひも解くドキュメンタリー番組を見て感銘を受けたというテイラーは、自身が負のスパイラルから抜け出す手助けとなったブラウン教授のこんな言葉を紹介した。

「ブラウン教授はこんな風に言っていたと思う。『“他人が自分に関してどう思っているか気にしない”なんていうのは馬鹿げてる。だって、そんなことは不可能だから。でも、私たちは、誰の意見が、ほかの人よりの意見よりも重要かを判断することはできる』って。私は、それって、人として成長するうえで、とても大切なことだと思った。もし、上手くできればね。それこそが、人生に成熟とバランスを見出すってことなんじゃないかな」

 摂食障害を克服し、他人の意見に左右されることも無くなった現在、テイラーは「本当に幸せ」だという。「だって、今は、何についてより深く気にするべきか、自由に選んでいるから。私にとって、そうできるようになったことは、すごく大きな違いをもたらした」。

画像: 克服のきっかけ

 テイラーは、30歳を迎えるにあたって米ELLEを通じて披露した、“これまでの人生で学んだ教訓”の中でも、「自分の体につく脂肪をいちいち憎むことを止める」と、自分のありのままの体形を受け入れて愛することができるようになったことを挙げ、体重が増えて健康なボディを手に入れたことで気づいた3つの利点についてポジティブに語っていた。(フロントロウ編集部)

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