オラフ役とジーニー役、その絆
映画『グッドモーニング, ベトナム』や『今を生きる』に出演し、ディズニー映画『アラジン』でジーニーの声を演じたコメディアンで俳優のロビン・ウィリアムズは、その突然の死から6年が経った今でもなお、多くのファンや後輩たちから慕われている。
そしてディズニー映画『アナと雪の女王』で、陽気な雪だるまオラフの声を演じたジョシュ・ギャッドもその1人のよう。
米ニュース番組『Sunday Today(原題)』に出演したジョシュは、ロビンと同じマンションに住んでいた時期があるという。そして、そこでの他愛のない毎日が今でも思い出に残っているよう。
「ロビン・ウィリアムズは、僕と同じ建物に住んでいたんだ。(中略)僕たちは仕事を終えて家に帰るだろう。するとロビンは毎晩、仕事やその日あったことの話をして、僕を涙が出るほど笑わせてくれたんだ。僕たちは毎晩同じ時間に(マンションの)ロビーに行って、そこで話していたんだよ」
なんと、仕事終わりにロビンと会って、あのロビンのトークをひとり占めしていたという、なんとも贅沢で幸せな過去を明かしたジョシュ。
ジョシュ・ギャッドの後悔
しかしジョシュのロビンとの思い出には、「人生で1番後悔していること」もあるという。それは、ロビンが引っ越してマンションを出て行く際に、ロビンが自転車を譲ってくれようとしたのを断ったこと。
「ロビン、僕の身体を見てよ。自転車がもったいないよ。僕はただそれを眺めるだけで、なにもしないよ」と言って、ロビンからの申し出を断ってしまったというジョシュは、後悔を滲ませていた。
とはいえ、ロビンとの時間がジョシュにとってかけがえのないものであることは確か。ロビンがディズニーの名キャラクターであるジーニーを演じた22年後に、ジョシュが、これまたディズニーの名キャラクターとなったオラフを演じたことには、なにかの縁を感じてしまう。(フロントロウ編集部)