“石けん”で豪火災を支援
イギリス発のコスメブランドLUSH(ラッシュ)が、オーストラリアで続く大規模な森林火災により、壊滅的な被害を受けたすべての野生動物を支援するため、可愛いコアラの形をしたチャリティソープ「オール ザ ワイルド シングス ソープ(The All the Wild Things Soap)」をリリース。
期間限定アイテムとして海外で販売を開始すると、あっという間に売り切れてしまい、現在も世界各地のオンラインストアで欠品が続いているほど人気を博している。そんな世界中で話題となっているチャリティソープが、ついに1月29日より日本でも入手ができるように!
コアラ型のチャリティソープ
ラッシュの人気商品である爽快なブルーの固形石けん「アウトバックメイト」の限定バージョンとして作られた、こちらのチャリティソープ。キュートなコアラの形をした見た目に癒されるだけでなく、ユーカリ、レモングラス、ペパーミントオイルの清涼感あふれる香りが気分までも晴れやかにしてくれる。
こちらのチャリティソープの価格は890円(税込)で、日本での売り上げから消費税を除いた全額が、オーストラリアで発生した大規模森林火災の被害を受けた野生動物の保護や、生息地の回復活動を行う動物救援団体に寄付される。日本の販売個数は3,600個。2020年1月29日より全国の84店舗とオンラインショップにて発売される。
約10億匹の野生動物が被災
2019年から猛威を振るい始めた森林火災の影響で、すでに1,030万ヘクタール以上が消失しているオーストラリア。なかでも動物への被害が深刻化しており、哺乳類、鳥類、爬虫類など現時点でおよそ10億匹もの野生動物が犠牲となり、そのうち数万匹のコアラが焼死したと伝えられている。
そんな現状を前に、以前から化粧品のための動物実験に反対し、動物保護のために活動しているラッシュは、オーストラリアの森林火災で被災した野生動物を支援する基金「 ブッシュ・アニマル・ファンド(Bush Animal Fund)」を設立。そして売上の100%が同ファンドに寄付されるコアラ型のチャリティソープ「オール ザ ワイルド シングス ソープ(The All the Wild Things Soap)」が誕生した。
ラッシュの慈善寄付および倫理キャンペーンの担当マネージャーのトリシア・スティーブンスは、「動物、人、そして地球を大切にする企業として、オーストラリアの森林火災で被害を受けた野生動物へ資金援助を行なうことは正しいことだと考えている」と話しており、コアラ型チャリティソープの売上の全額を、「野生動物の救出」や「生息地の回復」など小規模な草の根活動を行なう動物救援団体へと助成するとの声明を出している。
世界中で話題となっているラッシュのコアラ型チャリティソープ。日本でも売り切れが予想されるため、気になる人は早めにチェックしてみて。(フロントロウ編集部)