「ベロチュー」連発するワケ
ラッパーのカーディ・Bと同じくラッパーでラップグループ、ミーゴス(Migos)のメンバーであるオフセットと言えば、アワードのレッドカーペットといった公の場でも、周囲の人々が視線のやり場に困るほど卑猥で露骨な愛情表現を見せつけることで知られている。
なかでも定番となっているのが、舌先を絡ませ合う“ベロチュー”。
一見、セクシーさを演出するために披露しているだけのように見えるこのキスだが、じつは、カーディがオフセットとベロチューを繰り返しているのには、世間が持つ破天荒なイメージとは裏腹にマジメな彼女の性格が伝わってくる、意外な理由があった。
Netflixで配信中のラップバトル・リアリティ番組『リズム+フロー』に審査員として出演しているカーディは、同じく審査員を務めるラッパーのチャンス・ザ・ラッパー、T.I.とともに米人気トーク番組『エレンの部屋』に出演。
司会者のエレンから例のベロチューをネタにされたカーディは、こんな発言で、オフセットと2人で話し合って決めたというルールについて説明した。
「メイクをしたままあんな事やこんな事をすると、彼の顔にリップグロスやコンシーラーがついて、まるでドーナツか何かを食べたみたいになっちゃうでしょ! みんなも、そんな経験あるよね?」
つまり、2人は、バッチリメイクをしたカーディのメイクが崩れないよう、唇と唇を合わせてキスをするのではなく、舌先を絡ませてキスをしているというわけ。
どうやら、カーディが夫と卑猥に見えるベロチューをしている背景には、自分のメイクを一生懸命仕上げてくれたメイクアップアーティストへの配慮や、化粧が崩れた状態で公の場に立つことはできないというプロとしての意識の高さがあるよう。(フロントロウ編集部)