Photo:ゲッティイメージズ,スプラッシュ/アフロ,ニュースコム,Instagram
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』での演技が高く評価され第92回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされたフローレンス・ピュー。映画界で注目を浴びるフローレンスの人物像って? (フロントロウ編集部)

新生『若草物語』での演技が高評価

 これまでに何度も実写化されてきた女性作家ルイーザ・メイ・オルコットのベストセラー小説『若草物語』を映画『レディ・バード』でアカデミー賞監督賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグ監督がメガホンを取り、再び新たな命を吹き込んだ映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(Little Women)』(以下『若草物語』)。

 南北戦争時代を生きる個性的なマーチ家の4人姉妹の成長や彼女たちを取り巻く人々との絆を豪華キャストたちを迎えて映画いた同作は、心温まるストーリーはもちろん、まるでアート作品を眺めているかのような気持ちにさせられる映像美で、たくさんの観客たちの心を掴んだ。

画像: ©COLUMBIA PICTURES / Album/Newscom

©COLUMBIA PICTURES / Album/Newscom

 映画界を代表する数々のアワードでノミネート&受賞を果たした新生『若草物語』は、日本時間の2月10日に授賞式が開催される第92回アカデミー賞でも作品賞、脚本賞、作曲賞、衣装デザイン賞のほか、主人公のジョーを演じたシアーシャ・ローナンが主演女優賞にノミネート。そして、ひとクセある末っ子のエイミーを演じたフローレンス・ピューが助演女優賞にノミネートされた。

画像: 新生『若草物語』での演技が高評価

 シアーシャのほかにも、長女メグ役のエマ・ワトソンや姉妹たちの隣人で幼馴染のローリー役のティモシー・シャラメ、そして叔母役のメリル・ストリープといった演技派たちが顔を揃えた同作で、ひときわ瑞々しく、見るものを惹きつける演技を披露したフローレンス。

 2020年公開のマーベル最新作『ブラック・ウィドウ』でもメインキャラクターの1人を演じ、今後ますますブレイクが期待される彼女について、知っておきたい6つの情報をピックアップ! 

画像: 『若草物語』でアカデミー賞にノミネート、フローレンス・ピューってどんな人?

フローレンス・ピュー
出身地:イングランド・オックスフォードシャー
生年月日:1996年1月3日(24)
主な出演作:『レディ・マクベス』、『ミッドサマー』、『ファイティング・ファミリー』


『ゲーム・オブ・スローンズ』との縁が深い

 幼い頃から女優を志していたフローレンスは、2014年の学園ホラー作品『The Falling』で映画デビュー。同作では、HBOのメガヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でアリア・スタークを演じた俳優のメイジー・ウィリアムズと共演し、プライベートでも交流を深めた。

画像1: 『ゲーム・オブ・スローンズ』との縁が深い

 フローレンスを溺愛している兄で俳優のトビー・セバスチャンは、『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン5~6にドーンの領主ドーラン・マーテルの長男トリスタン・マーテル役で出演。

 さらに、『ゲーム・オブ・スローンズ』でカリーシーことデナ―リス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークは、フローレンスにとって大学の先輩にあたる。

画像2: 『ゲーム・オブ・スローンズ』との縁が深い

アカデミー賞にノミネートされたことを知った瞬間は裸だった

 『若草物語』で演じたエイミー役でまさか自分がアカデミー賞にノミネートされるとはつゆにも思っておらず、さらに、ノミネート発表の瞬間をソワソワと待っているのもキツいと感じたフローレンスは、発表の前夜、なかばヤケのような感じで「もう、寝てしまえ!」と就寝。

 しかし、エージェントからの電話で起こされ、自分が助演女優賞にノミネートされたことを知ったフローレンスは、生まれたままの姿で寝ていたことも忘れて、思わず喜びのショットを撮影した。

 あまりの嬉しさにベッドに座ったまま裸でガッツポーズをする写真をインスタグラムで公開したフローレンスの乳首部分をアボカドの絵文字で隠すという、なかなか“雑な手法”は斬新だと笑いを誘った(写真2枚目を参照)。


スカヨハとはメル友

 アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた俳優の中には、フローレンスがMCU映画『ブラック・ウィドウ』で共演したばかりのスカーレット・ヨハンソンの名前も。

画像: スカヨハとはメル友

 大先輩のスカーレットとは気軽にメールを送り合う仲だというフローレンスは、同じ賞にノミネートされたことを知り、すぐに、スカーレットに「あなたが私の手を引いて、色々教えてくれるのよね」というメッセージを送りつけて、アカデミー賞という人生初の大舞台を乗り切るための先導役となってくれるように協力を要請したのだそう。

 ちなみに、スカーレットは、今回のアカデミー賞で映画『マリッジ・ストーリー』で主演女優賞に、そして映画『ジョジョ・ラビット』で助演女優賞にノミネートされるという史上12人目となるダブルノミネートの快挙を達成している。


超年上恋人との交際が話題に

 現在24歳のフローレンスは、人気ドラマ『Scrubs〜恋のお騒がせ病棟』などへの出演で知られる44歳の俳優ザック・ブラフと交際中。

 2019年にザックが監督した短編映画『In the Time It Takes to Get There(インザ・タイム・イット・テイクス・トゥー・ゲット・ゼア)』でフローレンスが主演を務めたことから、2人の仲が急速に進展したのではないかといわれている。

画像: 超年上恋人との交際が話題に

 20歳も年が離れたフローレンスとザックの交際に世間では否定的な見方も。しかし、フローレンスはそんな人々のに屈することなく、ザックへの愛をアピールしている。

 フローレンスがインスタグラムで公開した1枚の写真に「プリンセス」の絵文字を使ってコメントしたザックに対し、2人の年の差を問題視するフォロワーから「ザック、あんたは44歳でしょ」と冷酷なコメントがついた際には、フローレンスが「でも、彼は魅力的」とおちゃめに反論して、ハートの強さを見せつけていた。

ザックが「プリンセス」の絵文字を残したフローレンスの写真。



じつは歌もウマい!癒しの歌声が話題に

 ハリウッドで活躍する役者たちには、演技だけでなく歌も歌える多才な人が多いことでも知られているけれど、フローレンスも例外ではなく、抜群の歌唱力の持ち主。

 つい最近、彼女がまだ17歳だった頃にYouTubeで公開した歌声が発掘され話題に。オアシスの名曲「ワンダーウォール」をギター1本でカバーするフローレンスの色気と味のある歌声には、将来、ミュージカル作品にも出演して欲しい、もしくはシンガーとしても活動して欲しいという期待が寄せられている。


 人間味あふれる魅力ですでにたくさんの映画ファンたちをトリコにしているフローレンス。彼女のさらなる飛躍は要注目。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.