A24の新作『WAVES/ウェイブス』
ハリウッド映画界で最も熱い視線を注がれている映画会社A24。2012年に創立された歴史の浅い映画スタジオながら、映画『スプリング・ブレイカーズ』や『ブリングリング』、『ルーム ROOM』、『レディバード』をはじめとした話題作を立て続けに世に送り出し、2017年にはアカデミー賞作品賞を獲得した『ムーンライト』を配給した。
ゼンデイヤが主演を演じて大きな注目を集めたドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』の制作にも携わった、A24 の最新作『WAVES/ウェイブス』が2020年4月10日に日本公開される。
映画『WAVES/ウェイブス』は、2020年のトロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こした注目作品で、北米限定公開のオープニング興行収入が昨年オスカーを受賞した『グリーンブック』を超える成績を記録するなど、すでに大きな注目を集めている。
ストーリーは、ある夜を境に幸せな日常を失った兄と妹を中心に、挫折、失恋、家族の問題で傷ついた若者たちが再び愛を信じて生きる希望を見出す物語。同作の最大の魅力は、スクリーンを彩るヴィヴィッドなカラーと、心を揺さぶる音楽。
挿入歌に起用されたのは、カニエ・ウェスト、フランク・オーシャン、レディオヘッド、ケンドリック・ラマー、H.E.R.、タイラー・ザ・クリエイター、エイサップ・ロッキー、アニマル・コレクティヴなどといった、音楽シーンを牽引するトップアーティストたち。彼らの楽曲が39曲も含まれ、サウンドで物語を鮮やかに彩る。
今を時めくキャスティングも魅力のひとつ。主人公のタイラー役を映画『イット・カムズ・アット・ナイト』のケルヴィン・ハリソン・Jr.が、タイラーの妹エミリー役をドラマ『ロスト・イン・スペース』のテイラー・ラッセルが演じるといった、注目度の高いフレッシュな若手俳優を起用。
脇を固めるのは、アカデミー賞受賞作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズ、ドラマ『THIS IS US 36歳、これから』のスターリング・K・ブラウンやレネー・エリス・ゴールズベリー、ドラマ『ユーフォリア』で大ブレイクした俳優兼シンガーのアレクサ・デミ―といった、人気・実力ともに揃う俳優陣たち。
人生において波のように絶え間なく押し寄せる喜びと悲しみ。どんなに深い傷も、いつか希望という波が洗い流してくれる。消えることがないと思っていた悲しみも、いつの日か愛により癒されていく。そんな祈りに満ちたメッセージが私たちを深い感動の渦で包み込む。映画『WAVES/ウェイブス』は、2020年4月10日から全国公開。
公開に先駆けて、2月7日よりオリジナルステッカーの前売り特典がつくムビチケカードが発売される。
(フロントロウ編集部)