最後のダニエル・クレイグ版ボンド
映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、大人気スパイ・アクション『007』シリーズの最新作。
主人公のジェームズ・ボンドは1960年代からショーン・コネリーやロジャー・ムーアなど様々な俳優によって演じられ、現在はダニエル・クレイグが6代目のボンドとして2006年に公開された『007 カジノ・ロワイヤル』から活躍している。
ダニエルは『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンドを卒業することを公言しているため、本作はダニエルが演じる最後の『007』作品。
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあらすじ
前作の『007 スペクター』後、現役を退いたジェームズ・ボンドは、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、ボンドのもとに旧友のCIAエージェント、フェリックス・ライターから、誘拐された化学者を救い出してほしいという依頼が。
再び戦いの世界に引き戻されたボンドは、その依頼が想像以上に危険な任務であることを知り、人類にとって脅威となる最強の黒幕を追うことになる。
予告編では、ボンドが「The name is Bond. James Bond」(「ボンド。ジェームズ・ボンドです」)というおなじみのセリフを言い、観客の期待値もうなぎのぼり。
長い歴史を持つ大型フランチャイズの新作ともあり、どのような作品に仕上がるのか気になっているファンが多い中、ボンドの武器類の開発者“Q”役のベン・ウィショーが、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の内容について気になる発言をした。
ダニエル・クレイグ・ボンドの集大成として
ベンは米Colliderのインタビューで、「これはダニエルがジェームズ・ボンドとして出演する最後の作品。だから、彼がやってきたこれまでのボンド作品の要素が全部見られると期待してもいい。物語には要因があって結論があるから」と、これまでのダニエルが出演したボンド映画の断片が散りばめられていることを示唆。
つまりこれは、2016年の『007 カジノ・ロワイヤル』、『007 慰めの報酬』『007 スカイフォール』『007 スペクター』という過去4作品からの要素が盛り込まれるということ。
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』には、『007 スカイフォール』でボンドガールを務めたレア・セドゥも出演するため、過去とのつながりが深いというのにも納得。
また、本作で初めて『007』シリーズ作品を監督したキャリー・フクナガに対し、「一緒に仕事してよかった。まるでインディ映画みたいな撮影の仕方だった。ええと、即興的な撮影で…あまりテイクをしなかったんだ。かなりカオスな感じだったから、最終的にどんな映画になったのか、とても楽しみ」とコメントをした。
そんな注目作、『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2020年4月10日に日本公開。(フロントロウ編集部)