無茶ぶりに笑顔で応じる
現地時間2月9日、アメリカのロサンゼルスにあるドルビー・シアターで開催されている第92回アカデミー賞授賞式で、助演男優賞を受賞したブラッド・ピットと、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッドと共演したレオナルド・ディカプリオの2人が、授賞式のオープニングで無茶ぶりをされてほんの少しだけ“歌声”を披露する場面があった。
シンガー兼俳優のジャネール・モネイが、オープニングで披露したスペシャル・パフォーマンスの最中に「ララララランラン、ラランラン♪ さあ、私に続いて歌って!」と、会場の最前列に座っていたブラッドやレオナルドら出席者たちにマイクを向けて一緒に歌うことを要求。
ジャネールにマイクを向けられたブラッドは、ちょっとだけ歌うと“もうこれ以上は無理”といった表情を見せ、続いてマイクを向けられたレオナルドは、かなり恥ずかしそうにしながらも、頑張ってジャネルのあとに続いて先ほどのフレーズを口ずさんだ。
ちなみに、ブラッドとレオナルドのあとにマイクを振られたブリー・ラーソンは、突然のことに驚いた様子だったが、誰よりも大きな声で「ララララ~♪」と歌っていた。
過去最高のオープニングパフォーマンスと絶賛
今回、自身のヒット曲「カム・アライヴ(Come Alive)」に合わせて、女性監督が1人もノミネートされなかったことや、ノミネートされている人たちの大多数が白人であることを皮肉ったり、毎年2月がブラック・ヒストリー・マンスであることから、「黒人でクィアのアーティストとしてここに立って、物語を伝えられることを誇りに思います」と多様性を祝福したり、生放送のパフォーマンスを通してアカデミー賞が抱える様々な問題に切り込んだジャネール。メッセージ性の強い内容が視聴者からも好評で、「過去最高のオープニングパフォーマンス」などと高く評価されている。
以下のツイートからオープニングパフォーマンスの動画を見ることができる。
#Oscars Moment: @JanelleMonae kicks off the #Oscars with an opening number that leaves everyone feeling alive! pic.twitter.com/J76UFuqxby
— The Academy (@TheAcademy) February 10, 2020
(フロントロウ編集部)