唇の「乾燥や荒れ」が保湿で解決しない可能性が
頻繁にリップクリームを塗り直しているのに唇がつねに乾燥していると感じたり、ガサガサしていたりすると、リップクリームが合わないんだと思いがち。
けれど、実際には意外なところにも原因があるかもしれないという。皮膚の専門家たちが、考えられる原因や対策をアドバイス。
身体の水分不足
唇がガサガサだったり荒れているときは、唇そのものが気になるので部分的にフォーカスして考えがち。けれど、米ニューヨークを拠点に活躍する皮膚科医のデブラ・ジャリマン医師は、そもそも身体の水分が足りていない可能性も考えられると米メディアbustleで指摘。
唇が荒れていたりガサガサしているときは、目や口の中など、唇以外のパーツも乾燥していないかチェックしてみると良いという。脱水による唇の乾燥の予防として、ジャリマン医師は「1日に少なくとも8杯の水を飲むようにしてみて」とアドバイスしている。
唇の日焼け
唇の紫外線対策は、夏などの特定の時期や旅行先といったシチュエーションでは意識しても、そうではないときはUV対策の意識は薄れがち。
しかし紫外線は1年中降り注いでいるため、皮膚が薄い唇は紫外線の影響を受け、そのダメージで乾燥や荒れにつながっている可能性も考えられるそう。
皮膚科医のミシェル・グリーン医師は、は、「唇が日光に長時間さらされると、乾燥して硬くなり、ひび割れがおきる可能性がる」とコメント。唇もしっかり太陽の紫外線から守る必要があるので、グリーン医師は冬であってもSPF効果のあるリップ製品を使うことをオススメしている。
唇をなめる習慣
唇を頻繁になめる癖があるのなら、その習慣も見直したほうが良いそう。
グリーン医師は、唇が荒れる原因として“菌”の可能性を指摘し、「唇をなめたりすると、温かく湿った唾液がついて菌の成長をさらに促す」とコメント。菌が繁殖することで、唇の乾燥や荒れを引き起こす可能性があるのだという。
この対策についてグリーン医師は、「一番大切なのは、水分を補給すること。大量の水を飲み、唇をなめないように」と話し、ジャリマン医師と同じく水分補給も重要だと話した。
リップメイクが大人気の今、荒れていない唇は手に入れたい。リップクリームで改善しないのなら、生活習慣もチェックしてみては。(フロントロウ編集部)