事故で亡くなった少年の心臓を移植された男性が、その心音を録音したぬいぐるみを少年の家族に贈った。(フロントロウ編集部)

事故死した少年が多くの人の命を救う

 アメリカのマサチューセッツ州に住むロバートは、10年ほど前から心筋症を患っていたけれど、ある日病状が悪化。ヘリコプターで救急搬送され、心臓移植を受けなくてはいけなくなってしまった。

 ドナーを見つけるのは、たやすいことではない。しかし、入院から数ヵ月が経ったロバートのもとに、ドナーが現れたという報告が。そのドナーとは、2019年1月に、16歳で不慮の事故によって命を落としたダコタ君。彼の心臓はロバートに無事移植された。

画像: 事故死した少年が多くの人の命を救う

 「(心臓移植によって)自分の人生が戻ってきた」と、米WWLPに話すロバートは、どうしても心からの感謝を、ダコタ君の家族へ伝えたいと考えたそう。

息子の心音がするぬいぐるみ

 そこで彼は、自分のものでありダコタ君のものだった心臓の音を録音。その音をクマのぬいぐるみに入れて、ダコタ君の両親へ贈った。

 ダコタ君の父親であるジョンがその心音を聞いた時の動画を、妻のステファニーがフェイスブックでシェアした。

 16歳で亡くなってしまった息子の心臓の音をふたたび聞いたジョンは、思わず下を向いて涙。

 この時のことを、ジョンはWWLPの取材でこう振り返る。

「初めて心音を聞いた時、息子の胸に頭を寄せて、心音が聞こえてきた昔に戻ったようでした。このプレゼントは、なぜ私が彼の内臓を臓器提供したのか、そして私の子がどれだけのヒーローとなったのかを思い出させてくれました。この感情は、この世界のどの言葉でもいい表せません」

 また、ステファニーによると、ダコタ君は臓器提供によって5人の患者を救ったという。彼女は、これまで臓器提供についてあまり考えてこなかったけれど、ダコタ君のしたことが、より多くの人のあいだで臓器提供をする決意を生み出せれば、と語った。

 ロバートと、ダコタ君の家族は、今年中には会って話したいと計画しているという。(フロントロウ編集部)

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