プロが教える香水選びの秘訣
香水選びで何より大きな基準となるのは、好きな香りかどうかだけれど、じつは香水選びでもうひとつ大切な「選択肢」となるのが、香水の種類である「オードパルファム(EDP)」と「オードトワレ(EDT)」。
多くのセレブも愛用するフレグランスブランド「ディプティック(diptyque)」のマーケティングマネージャーであるメアリー・ウォレスは、この2つの違いについて、「オードトワレは8~12%の濃度の香水のことで、オードパルファムはその濃度が12~18%のものを指すの」と米Byrdieで説明。濃度が高いほど、香りが持続する時間は長いとされている。
では、香りが長く続くオードパルファムを選ぶのが正解なのかと言うと、一概にそうとは言えないそう。オードパルファムの濃厚さ、オードトワレの軽やかさという特性を、香りの種類との相性や、香水をつけていきたいシチュエーションも考えて生かすと、ワンランク上の香水選びができるという。
パルファムとトワレは使い分けがオススメ
香水を選ぶときのポイントとしてメアリーは、「ふんわり軽くて新鮮な香りのオードトワレと、豊かな香りが長持ちするオードパルファムを状況に合わせて使い分けて」とコメント。フレッシュでさわやかな香りなら軽やかなオードトワレ、ウッディやムスク系など深みのある香りならオードパルファムが好相性だとアドバイスした。
また、オードトワレはオフィスにいる昼間など快適に過ごしたいときに相応しい香りで、オードパルファムはより深みがある香りが夜にぴったりだという。
さらにもう1つメアリーがオススメした使い分けは、気温や季節に応じて使い分けること。気温も湿度も高い時期にはライトに香るオードトワレが好ましく、寒い時期にはオードパルファムの香りが暖かさと深さを感じさせてくれるそう。
これから香水を選ぶときには香りのタイプだけでなく、オードトワレやオードパルファムだとどう違うのかも試してみると、特別な香水と出会えるかも。(フロントロウ編集部)